ある朝、颯が九鬼の検査データを持って盟を訪ねてきた。颯は、肩が痛いというだけで肺まで検査したことに不安を覚えていたのだ。盟から九鬼が肺癌であること知らされショックを受ける颯だったが、一刻も早い再検査が必要だということを確認すると帰って行った。その際、一枚の検査表を忘れていった颯を追いかけようとした盟の前に、機美(西原亜希)が待っていた。盟から検査表を取り上げ颯を追いかけた機美は、間一髪バスに飛び乗り颯に渡すことが出来た。その際、颯は看護師である機美に、癌の患者についていろいろ教えて欲しいと頼む。
一方、痛みを我慢しながらも花作りを休もうとしない九鬼。颯は、自分に正直に話してくれない九鬼に苛立ちを覚えていたが、改めて本人の口から“肺癌”であることを聞いた颯は、盟のいる戸山医大で再検査をするよう勧める。手遅れにならないよう、また、手術すれば治ると励ます颯だったが、九鬼は盟に診てもらうくらいなら手遅れでいいと言い張る。
数日後、颯がもう三日も帰ってこないという連絡を九鬼から受けた盟。九鬼と会った盟は颯が出て行った理由を聞くと、九鬼は戸山医大に行かないと颯に言ったこと、自分は癌ではない誤診だろうと言う。盟は、自分の病気を認めないと颯は帰ってこないと告げ、颯を探せという九鬼にきっぱりと断る。
だがその夜、盟のマンションに九鬼が訪ねてきて……。
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