2009年6月12日
「生きている価値がない」と明(原田泰造)は屋上に立つ。最後に典子(藤原紀香)へのお別れをと電話をすると「夕ごはん、食べてくれる人がいないと困るからね」と言われ、自殺を思いとどまる。里子(風吹ジュン)も「悲観的な言葉は川に流しなさい。そうすれば、気持ちもきっと楽になるから」と励ます。
一進一退を繰り返す日々の中で、典子は、「自分たちのことを漫画にしよう」と思い立つ。「世の中のためになるなら…」と明も同意をするものの、内心穏やかではない。典子は漫画を描くために明がつけていた日記を読み返して、明が以前にも自殺未遂をしていたことを知る。2人にとって、本を出すことは、互いに痛みを伴うものであった。
そして、遂に『ツレうつ日誌』が発売された…。心配をよそに、本は大きな反響を呼び、2人は講演会で話すことになる。当日はいかにも明が寝込みそうな天候、「本を読んでくれた人への恩返しをしたい」という明。自分の方が緊張で倒れそうな典子。100人の観客の前に、頼りなさそうな2人が立った…。
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