深夜、盟が東京に戻ると、颯(長澤まさみ)は引越し準備をしていた。盟の反対を押し切っても、颯は九鬼(千原ジュニア)との生活を選んでしまったのだ。颯は盟が九鬼に渡した900万円を返し、二度と九鬼を近づけないから……と言い、盟のマンションを去って行った。
2ヶ月ほど経ったある日、盟は小高教授(山田明郷)から、以前急病人を助けた岡山の医院に行く気はないかという打診を受けた。岡山の老医師から連絡を受け、先生が再起不能のため医院の後を継ぐものがなく困っており、週2度だけでもいいから来てもらえないだろうかという話だった。少し驚いた盟だったが、今は受けられる状態ではなかった。
だがその夜、岡山で出会った機美が、盟のマンションに押しかけてきた。その機美という女性は、盟を岡山に連れて行きたい一身で、当の本人が迷惑しているにも関わらず、一方的に話すばかりだった。
そんな時、盟は同期で整形外科医・半沢(尾崎右宗)から、ある患者のデータを見せられ、意見を求められた。細胞を採って見なければハッキリとは言えないが、データ上は肺癌に違いなかった。そして、その患者の名前が九鬼研次と記されているのを見た盟は……。
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