留美(松下由樹)はかつての警察学校の同期・春枝(渡辺梓)と15年ぶりに再会した。今では専業主婦として夫や子供たちと幸せな生活を送っている春枝。いまだに独身、仕事一筋の留美には自慢話にしか聞こえない。だが、春枝はお構いなしに同じ同期の久乃(川上麻衣子)の話題まで引っ張り出してきた。警察学校では仲が良かった3人が、3人とも同じ男性を好きになってしまい、結局久乃がその男性と結婚。春枝はその後警察を辞め、別の男性と結婚したのだが、今でもその男性と結婚していたら、と思うことがあると言う。思い出したくもない過去を口にする春枝に、つい感情をぶつけてしまう留美…。
翌日、春枝の遺体が自宅アパートの浴室で発見される。ショックを受ける留美。古ぼけたアパートで春枝は一人で暮らしていたらしい。留美には主婦としてのグチまで口にしていたのに…。死亡推定時刻に近い午後9時ごろ、春枝の部屋から出て行く人影を見たという目撃者が現れたが、状況から見て自殺した可能性が高い。私がひどいことを言ったから…留美は現場で泣き崩れる。
そのことを、倉石(内野聖陽)と立原(高嶋政伸)に告白する留美。一人寂しく暮らしていたことも知らずに…。自己嫌悪から立ち直れない留美に、倉石は春枝は自殺ではなく他殺だという。不審者の存在が気になる立原も、春枝の身辺を徹底的に聞き込めと部下に指示を出す。
一方、留美は春枝が送ってきていた自作の詩を書いたはがきを集め、詩に込められた春枝の思いを拾い集めようとする。そんな折り、久乃と夫の国広(春田純一)と再会。かつて憧れていた国広も今では所轄の副署長になっていた。留美は、久乃にもし春枝からもらった絵葉書があったら送って欲しいと協力を依頼する。
そのころ倉石は春枝がつけていたペンダントについて調べ始める。
本当に春枝は何者かに殺されたのか…やがて事件は意外な展開を見せ始める。
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