横浜みなみ署に、何者かに拉致され、爆弾と共に廃校に残された青年・西嶋(柄本佑)の姿が納められたDVDが届いた。捜査を指揮した県警の敏腕警視・岩崎(加藤雅也)は、その映像をもとに西嶋が拉致されている場所を特定し、彼を救出する。現場に同行した生活安全課の新庄(宮川大輔)と南原(内田滋)は、その際、教壇の机の中からノートパソコンを発見した。だが、それを取り上げた捜査一課の刑事がノートパソコンを開くと同時に、起動する起爆装置のタイマー。新庄らは、間一髪のところで西嶋を連れ出して脱出し、爆発を逃れた。
同じころ、高校生たちの間で、携帯電話のデータが勝手に送信されるという事件が起きる。そして彼らに送られてきた一通のメール。そこには『携帯データはすべて奪った――鬼神』と書かれていた。美月の逮捕で解決したと思われた鬼神事件がまた始まったのだ。奇しくもその日は、鬼神事件を模倣した罪で少年刑務所に入っていた河東(大東俊介)の仮出所日だった。岩崎は、今回の事件も鬼神を模倣した犯行であるとにらみ、河東に事情聴取するよう竹虎に命じた。河東の無実を信じる竹虎の言葉は、聞き入れられなかった。
河東の身元引受人になった小次郎(藤木直人)は、少年刑務所まで彼を迎えにいく。小次郎は、自分が経営する古着店『サバスサバス』に彼を連れ帰った。店では、白豚(塚地武雅)はもちろん、ストリートギャング『へルタースケルター』の現ヘッド・宇崎(聡太郎)や、楠木(川野直輝)、リカ(末永遥)ら河東の元クラスメートも集まり、出所祝いのパーティーの準備をしていた。
遅れて帰ってきた竹虎も加わり、一同は、パーティーを楽しんでいた。そのとき、突然爆発音が響く。県内でもトップクラスの進学校・半沢高校が爆破されたのだ。同時に、復活していた鬼神サイトに、鬼神からの指令がはいった。それは、『午前0時までに宝生美月を釈放せよ。できない場合は頭しか必要としない高校を爆破する』というものだった。竹虎は、一緒に横浜みなみ署に来てほしい、と河東に告げた。竹虎を信じる河東は、それに同意する。
鬼神は、20分置きに美月の釈放を要求し続け、制限時間をオーバーするたびに県内の高校をランダムに爆破していた。そんな中、横浜みなみ署に、さくら(真矢みき)が現れる。さくらは、箱根署の警部になっていたが、特別に、今回の事件の捜査を指揮することになったのだという。
そのころ竹虎は、河東と別れ、美月がいる女子刑務所を訪ねていた。さくらの指示だった。竹虎は、超法規的措置で釈放された美月に事情を話し、横浜みなみ署に連れ帰った。そんな中、鬼神からの新たな指令が入る。鬼神は、美月にある路線のバスに乗るよう指示した。竹虎は、乗客を装って美月とともにそのバスに乗り込むが…。
第1話 2008年7月08日 「童顔刑事(秘)潜入捜査せよ」
第2話 2008年7月15日 「約束・・・君のために僕は飛ぶ」
第3話 2008年7月22日 「裏切り僕は貴方を許さない!」
第4話 2008年7月29日「完結編 君が鬼神なんだね」
第5話 2008年8月05日 「萌え〜メイド喫茶に(秘)潜入」
第6話 2008年8月12日「復讐…涙あふれる最終対決」
第7話 2008年8月19日 「悪魔の誘惑…必ず君を救う」
第8話 2008年8月26日 「勇気…予測不能の脱出!」
第9話 2008年9月02日 「刑務所潜入…驚愕の計画!」
第10話 2008年9月09日 「脱獄!チーム最大の危機!」
最終話 2008年9月16日 「希望 僕たちの未来へ・・・」
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