大蔵家の長男・風(要潤)が、これまでの千里の行動はすべてお金のためだ、と次男の猛(岡田義徳)や四男の優(山本裕典)たちにばらしてしまったからだった。
千里は、風の言葉を否定しなかった。
そんな千里に、五男の智(瀬戸康史)や六男の明(岡山智樹)もショックを受けていた。
三男の翔(向井理)だけは、千里の言い分も聞くべきではないかと主張したが、猛は、翔の言葉に耳を貸そうとはしなかった。
千里は、国土(つるの剛士)らとともに、1億円の借金を返済する方法を模索し始める。
そこにやってきた『ミラクル』の社長秘書・時田(山本耕史)は、千里に1週間の返済猶予を与えた。
そんな中、国土と同じネットカフェで働く平次(永山絢斗)が、インターネットである情報を入手する。
それは、温泉を掘り当てて金を稼ぐ、というものだった。
平次によれば、温泉が眠っているという噂がある土地の地主との交渉も上手くいったという。
その話を聞いていた千里のホームレス仲間たちは、協力を申し出る。
同じころ、猛は、かつて働いていたバイク便会社から声をかけられ、職場復帰する。
猛は、社長(芝崎昇)からアタッシュケースを手渡され、指定された日時にある場所まで届けるよう命じられた。
猛は、届ける日まで中身を見ないで保管していろ、と念を押されていたにもかかわらす、ふとそれを開けてしまう。
なんと、アタッシュケースに入っていたのはダイナマイトだった。
別の日、千里たちはホームレス仲間たちと温泉を掘り始める。
すると、千里の携帯電話が鳴った。
千里が世話になっていた義男(田山涼成)からだった。
千里が義男の家を訪れると、そこにいたのは千里の父・徹(鶴見辰吾)だった。
徹は、借金返済のために大蔵家に戻ってくれ、と千里に頼んだ。
千里は、そんな徹の無責任さに激怒し、殴りかかった。
一方、国土は、トリックハート城を訪れる。
大蔵家の兄弟たちに千里のことを話して、誤解を解こうと思ったのだ。
翔は、国土が話す千里の生い立ちをハイパワーボイスに録音し、猛や優たちに聞かせる。
翔に指示された場所に向かった猛たちは、千里が強制退去させられるホームレスのために、本気で温泉探しに取り組もうとしている姿を目の当たりにする。
千里たちは、新造(草刈正雄)が試作した探知機で温泉が出ると思われる場所のあたりをつける。
そこに現れる猛、智、明。
猛は、例のダイナマイトを使って千里たちに協力した。
が、ホームレスたちの願いもむなしく、水道管を破裂させただけで温泉は出なかった。
そんな中、ホームレスたちのビニールハウスの強制撤去が始まった。
駆け付けた千里たちは、なす術もなく撤去作業を見守っていた。
そこに、優がTVクルーらとともにやってくる。
情報番組の生中継で、女性タレントと地元をデートする、という企画だった。
そこで優は、『ミラクル』が進めるアトラクションゲームの工事に、家や仕事を失った人たちを雇うことにしたらしい、と言ってしまう。
時田や響子(高島礼子)も、もはや反対することはできなかった。
千里は、猛たちとともにトリックハート城に戻った。
翔は、みんなの食事を用意して帰りを待っていた。
するとそこに再び風が現れ、いきなり千里にキスをして…。
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