2日目の公判では、検事の大沢陽子(宍戸美和公)から被害者・東条総一郎(早川純一)の血痕と柏木鏡子(石田ゆり子)の指紋が残るレンガが証拠品として提出された。レンガで殴ったと指摘する大沢に弁護士の進藤亮介(渡邉紘平)は血痕は総一郎が自ら酔って転倒した際にぶつけたもので事故だと主張した。評議室に戻ってきた徹たちで話し合いが行われると、田所はイヤホン越しの黒川の指示に従い、無実を訴え始めた。急に鏡子をかばうような発言をする田所をいぶかしげに見つめる徹。
翌日、本宮香織(比嘉愛未)は鏡子の指名を受けて取材をするために拘置所に来ていた。指名した理由を訪ねる香織に鏡子は自分と似ていると感じたと話す。同じ頃、徹の元にセレクトショップから電話が入る。注文を受けて大量発注したばかりのTシャツがキャンセルなったという。あわてて発注を取り消そうとするも商品は出来ていて、徹は100 万円の負債を背負うことに。いずみの家でも冷蔵庫に入れて置いたケーキが無くなるという出来事が起きていた。拘置所で鏡子の口から“魔女”と呼ばれるゆえんになった幼い頃から身の回りで起きた不幸な出来事の話に聞き入っていた香織。鏡子は最後に娘の遥(忽那汐里)に会って欲しいとお願いする。その日、奥寺梨華(末永遥)や内海信恵(松本じゅん)の元にもそれぞれの弱みをネタに無罪を訴える封書が届いていた。そして、足取り重く家に帰ってきた徹の部屋にも一通の封書が。そこには「無罪、成功報酬100万円」の文字が。以前、使ってしまった10万円が買収のためのお金だと知り愕然とする徹。
第3回公判では、殺害現場の写真がモニターに映し出された。悲惨な状況にいずみらは目を背けるが、鏡子は無表情に写真を見ていた。そんな鏡子を徹は探るように見つめる。評議では黒川に脅されている田所と梨華と内海が無罪を主張。前日の有罪から無罪に切り替えた梨華と内海を不審に思った徹は、帰り際に呼びとめ誰か接触してきた人はいないかと聞くが2人はそれを否定して帰っていく。徹は様子がおかしかったいずみにも声をかける。いずみは身の回りで起こったおかしな出来事を話すが、その時、舞のGPSが幼稚園から動き出した。幼稚園に電話をすると、迎えが来て帰ったという。慌ててタクシーに乗り込む2人は…。
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