50人ほどの候補者が集まる中、徹は渡部いずみ(加藤あい)の隣りに着席。やがて入ってきた裁判官の北村武彦(野元学二)から、担当するのが東条ホールディングス会長・東条総一郎(早川純一)の殺人事件であることが告げられた。容疑者である被害者の愛人、柏木鏡子(石田ゆり子)が10年前にも夫を亡くして保険金を手にしたことから、世間では“魔女”と呼ばれ、またその公判は“魔女裁判”と呼ばれていた。そんな注目を集めている事件だけに驚く候補者たち。
裁判長や裁判官、検事、弁護士により質問手続きが終わると、抽選により裁判員6名、補充裁判員2名が発表される。嬉しそうな人、困惑する人、様々な反応を示す裁判員のなか、日当が手に入るという理由で喜ぶ徹。とある場所では、得体の知れない男・黒川竜一(鈴木亮平)が隠しカメラから送られてくるその一部始終を見て不気味な笑顔を浮かべていた…。
評議室に移り、裁判の流れの説明を受けた8人はお互いの素性がわからないよう色で呼び合うことになり、徹はオレンジ、いずみはホワイトに決まった。昼食になり、自分が話題の魔女裁判の裁判員になったことを恋人で新聞記者の本宮香織(比嘉愛未)に電話しようとした徹だが、同じ裁判員でブルーと呼ばれる相馬卓(平方元基)に注意される。物知り顔の相馬にムッとしながらも、徹は裁判員になったことに戸惑いを隠せず沈んでいるいずみに明るく声をかける。
そして裁判が始まった。法廷に入ってきた鏡子を思わずじっと見つめる徹。鏡子は起訴事実を全面否定する。検事・大沢陽子(宍戸美和公)による冒頭陳述が行われていると、傍聴席に取材でやってきた香織が入ってきた。顔を見合わせ驚く徹と香織の様子を、鏡子と弁護士・進藤亮介(渡邉紘平)は意味ありげに窺っていた。
魔女裁判 TOPへ
タグ:魔女裁判