学校帰りのさち(大橋のぞみ)は、クラスメートの男子たちに奪われた亡き母親の写真を取り返そうとしている際、風に飛ばされた写真は木にひっかかってしまう。
泣きながら帰るさちを見つけた春男は、事情を聞き写真を取ってあげると、そこに写っていたのは真理子だった。
さちが真理子と康史の娘で、パン屋で見かけた高村佳奈子(白石美帆)は真理子の妹であることを知り呆然とする。
借金を負った小島勇樹(遠藤雄弥)と西田栞(吉高由里子)は、返済のためサラリーマンからお金を騙し取ろうとして失敗。
逃げ回るはめに。
そんな栞の元へネットカフェ店員から春男の出現情報の連絡が入った。
早速ネットカフェへ向かった栞は、春男に声をかけプレハブ小屋に誘い、奇妙な共同生活をすることに。
さちが学校でいじめを受けていることを知った康史は、担任に改善を願い出る。
一方、写真を見て以来、複雑な思いを抱えていた春男は、帰宅するさちを見つけこっそり後をつけ、さちが男子たちに意地悪をされているのを目撃。
春男はさちと別れたのを見計らい男子たちに近づくと、手を出すなと強い言葉で脅す。
翌日、刑事がパン屋にやってきた。
脅された男子の親が警察に届けたためだ。
驚いた康史は、さちに春男と会っているのかと問いただすが、さちは否定する後日、さちのスケッチブックを見た康文は、春男らしき人物が描かれていることで再びさちを問いただす。
春男と会っていることを強い口調で責める康史に、さちは部屋を飛び出す。
春男がプレハブ小屋でゴロゴロしていると栞たちが帰ってきた。
後ろから現れたさちの姿に驚く春男は、笑顔で話しかけてくるさちに動揺するが、帰れと冷たく突き放す。
結局、すっかり栞と打ち解けたさちは、日暮れまでプレハブ小屋で過ごした。
夜、パン屋付近までさちを送ってきた春男は、さちを探しに出ていた康史と対面する。
康史は、春男が真理子を捨てたことを非難し、さちには一切かかわるなと言い放つ。
帰宅後、春男はプレハブ小屋でさちの忘れていったスケッチブックに描かれた自分を見つめていた・・・。
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