2009年03月08日

妄想姉妹〜文学という名のもとに〜 第9話

草太郎(田中哲司)の背後に見え隠れする“白い女”の正体が依然としてはっきりとしない中、晶子(吉瀬美智子)は、藤尾(紺野まひる)の妙な動きを気にしていた。藤尾の部屋を調べた晶子は、思わぬ書類を見つけて、ビックリ。まもなく、酔って上機嫌で帰宅した藤尾は、草太郎が残した本を手に取った。それは、女流作家・樋口一葉の『にごりえ』―貧しさから遊女となった女の辛い現実と壮絶な恋を描いた作品であった。

 遊郭・菊の井の売れっ子遊女・お力(紺野まひる=二役)は、今日も馴染みの客・結城)の相手をしていた。結城は、遊女仲間もうらやむ上客で、いつかお力を身受けするかもしれない、との噂も流れる。もちろん、お力は、早くこの“華やかな地獄”から脱出したいのだが、かつて馴染みだった源七という客のことが忘れられなかった。妻子持ちではあったが、お力のことを心から愛してくれた源七。お力は、今は落ちぶれた源七が自分の様子を見に来ているのを知っていた。

 ある日、お力は、結城が自分を単なる遊び相手としか考えていないと知り、愕然となる。遊女から足を洗えると思っていたお力は、希望を失い、教会で神に祈る。そんなお力を、源七は、結城との仲を誤解し嫉妬して銃撃。死ぬ間際のお力の言葉から、自分が愛されていたと気付いた源七は、後を追って自らの命を断つのだ。

 晶子、藤尾、節子(高橋真唯)からは、この世では添い遂げられなかったお力と源七の恋についての様々な意見が飛び出す。そんな中、晶子は、独断で屋敷の資産計算を依頼していた藤尾を追及する。


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