2009年02月01日

妄想姉妹〜文学という名のもとに〜 第4話

秘密の書庫の本の中に、自分たちの母親についてのヒントが隠されているとにらむ晶子(吉瀬美智子)、藤尾(紺野まひる)、節子(高橋真唯)の三姉妹。4冊目の本が、一瞬と永遠についての愛の物語、泉鏡花の『外科室』だと知った晶子は、さっそくその本を手にとって読み始めた。

 物語の主人公は、入院中の貴船伯爵夫人。主人公は、医学士・高峰(山中聡)の執刀による胸の手術を受ける必要があるのだが、心の奥底の秘密を口走ることを恐れ、麻酔を一切拒んでいた。手術に立ち会う婦長は、たとえ何かを話しても決して口外しない、と約束するが、夫人は納得しない。夫人の意思が固いと知った高峰は、婦長ら看護師たちを手術室から出し、ひとりだけでメスを執った。

 実は、9年前、夫人と高峰は、すれ違った際、お互いに目を奪われ、永遠の恋に落ちた。激痛に耐えながら話をした夫人は、自分が忘れられていると思い込み、高峰の手を掴んでメスを自分の胸に突き立てる。その後、高峰は、虫の息の夫人を抱きかかえながら、未だに忘れえぬ恋心を告白するのだった――。

 現実に戻った晶子は、自分の母親が草太郎(田中哲司)に捨てられたと思っていたこともあり、藤尾、節子と男女の付き合いについての話を始めた。『外科室』では、夫人は、愛を感じた一瞬を、永遠にする道を選んだ。そして、高峰も、夫人が死亡した同じ日に自殺することになっているのだ。

 そんな中、節子が、草太郎も自殺したのではないか、と言い出した藤尾と口喧嘩を始めた。晶子の母親の死を知った草太郎が、その後を追って自殺した可能性があるという藤尾。節子は、藤尾のこの意見にヒステリックに反発した。


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