2009年01月27日

神の雫 #4

バレンタインデーに催されるワインフェアに備え、女性が愛しき人に贈るのにぴったりなワインを探すことになった太陽ビール・ワイン事業部。

神咲雫(亀梨和也)がフランスワイン、本間長介(田口浩正)がイタリアワインの中から探し、テイスティング会によってどちらか1本に絞ることになった。「辞職をかけて勝負だ」と鼻息の荒い長介。

しかし、雫には「第三の使徒」をめぐる遠峰一青(田辺誠一)との戦いも待ち受けていた。

「このワインはモナリザである…『愛しき人』…」
「第三の使徒」をイメージした神咲豊多香(古谷一行)の遺言状が霧生(戸田菜穂)によって読み上げられた。「神咲先生の愛した女性、というわけですね…」とつぶやき、雫と視線を交える一青。


 そんな中、遺言を聞き終えたロベール(竹中直人)の様子がおかしいことに気がつく霧生。
「第三の使徒にして、非情すぎる問題だ。豊多香よ、お前は本当にそれでいいのだな?」
豊多香の遺影にそう問い掛けるロベール。「モノポール」で柴野原みやび(仲里依紗)たちと「第三の使徒」について模索する雫。モナリザには謎が多いと言う。

そして、セーラ(佐々木希)はモナリザのモデルにも諸説あると言う。
「父は『愛しき人』と例えた…」考え込む雫に、みやびが声をかける。
「それって、神咲君のお母さんのことだよ、きっと!」
しかし雫は、母が倒れたときに父と一緒にいた「ほのか」という女性のことが頭から離れずにいた。「父の愛しき人…」


その頃、一青は一心不乱にモナリザをキャンバスに描いていた。

自らがモナリザを描いたレオナルド・ダ・ヴィンチになりきることで「第三の使徒」に近づこうとしていたのだった。

狂気とも見えるその様子を遠巻きに見て、怪しげに微笑むマキ(内田有紀)。


バレンタインフェアに向けての、雫と長介のテイスティング会の日が迫る。雫は、「愛しき人」という共通するキーワードから、フェアに用意するワイン=第三の使徒なのでは? と思いつく。女性的で口当たりも優しいワイン。みやびと共に、モナリザのイメージに近いワインを模索して行く雫。

そんな時、雫とみやびの前にマキが現れ、二人を食事に招待する。するとそこには遠峰一青も現れた。驚く雫と一青をよそに微笑むマキ。

「それでは晩餐を始めましょう」

モナリザについて意見を交わし合いながら、対立して行く雫と一青。たとえテイスティングをしなくとも、2度と負けないという一青に対し、
「それならば僕もテイスティングはしません」と雫も宣言してしまう。

二人は「第三の使徒」を口にしないまま、対決の日を迎えようと約束するのだった。雫は「愛しき人」を意味するワインにたどり着くことができるのか? 神咲豊多香が愛したモナリザとは一体誰を意味するのか?
雫の母親なのか? それとも・・・? さらにロベールが「非情すぎる」と恐れている、今回の対決の結末とは!?

熾烈な戦いが、さらに白熱してゆく・・・


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