事件らしい事件も起こらないこの島に「何故駐在が赴任するのか!」「駐在よりもタクシーを導入すべきだ!」と、島民たちは口々に言いたいことを言う。そんな島民たちに、公民館長の平良公平(半海一晃)は逆ギレする始末。
そんな中、島唯一の小学校教諭・西門うらら(松下奈緒)に連れられて、遼が集会所にやって来た。島民たちは、遼の迫力に緊張の色を隠せない…。
さて、駐在所として割り当てられたのは、廃屋と呼ぶに相応しい古びた平屋だった。完全アウェイの空気にも負けず、遼は駐在としての勤務を始める。まずはパトロールだ。島のことをいろいろ知らなければ何もできない。
そんなとき、徒歩でのパトロール中に遼は小学校を発見する。校庭では、うららが生徒たちとドッジボールをしているが、見るからに運動神経が悪そうだ。見かねた遼は飛び入り参加。たちまち子供たちの人気者になり、給食まで一緒に食べる。そして母親を亡くしたばかりの玉城星太(丸山歩夢)という少年と仲良くなる。
数日後、島に激震が! 星太の姉・美波(夏未エレナ)が、島を出ると言い出したのだ。島民は集会所に集まりあーだこーだと言い合うが、結論は出ない。そこで元校長で島の実力者・知念キヌ(前田美波里)は、美波の出した結論だから好きにしろと突き放す。それを聞いた遼は、解決になっていないと激昂し、キヌと対立してしまう。
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