2008年12月24日

セレブと貧乏太郎 #10

 美田園アリス(上戸彩)と後藤田司(柏原崇)の結婚式は最悪の結末を見せる。後藤田は、5年前、真紀子(若村麻由美)にアリスと別れさせられた恨みを晴らしたのだ。挙式当日に美田園ホールディングスを買収し、経営権を奪った後藤田は、アリスとの結婚を破棄。アリスを真紀子ともども一文無しという奈落に突き落としたのだ。しかも、この買収劇は佐藤太郎(上地雄輔)の仲間たちの住む商店街にも及ぶ。商店街は、後藤田の手で解体、仲間たちは次々に店を手放してしまった。

 もともとお金のない佐藤家の生活は変わらない。だが、子供たちは商店街の仲間たちがいなくなって寂しそう。そもそも、アリスはどこへ行ってしまったのだろうか。太郎と子供たちは、アリスのその後も心配。太郎は、アリスの姿を求めて住まいにしていたホテルのスイートルームへ行ってみる。と、窓に明かりが灯った。急いで部屋に行ってみると、そこにいたのは後藤田。後藤田は、アリスの部屋を私室としていた。さらに、太郎を驚かせたのは安田幸子(国仲涼子)が秘書として後藤田の側にいたことだった。

さて、アリスはというと…。あんなに仲が悪かった真紀子とペアを組んでキャバレーでデュエットをして小金を稼いでいた。郡司康夫(風間杜夫)と大野緑(三浦理恵子)も、相変わらず2人をサポートしている。しかし、アリスたちの生活は貧しく、真紀子と1杯のラーメンを分け合い、1枚の掛け布団を奪い合いながら眠る状況。2人の様子を見ていられない郡司は、ある決意を…。

 後藤田を訪ねた郡司は、雇って欲しいと頭を下げる。だが、郡司の行動はアリスを救うための魂胆があるのではないかと後藤田に怪しまれる。否定する郡司に後藤田は、ならば態度で示せと命令。屈辱の土下座をした郡司に、後藤田はアリスを裏切ったという証拠を見せろと迫った。郡司が帰ると、後藤田は幸子に美術品のコレクションを見せる。そして、人は嘘をつくが本物の美術品は裏切らないと言い放つのだった。

 太郎は、後藤田の成敗を決意。バラバラになった仲間たちを訪ねて協力を求めるのだが、誰も賛同してくれない。疲れ果てて家に帰ると、部屋に矢文が射たてられる。文には、アリスの居場所が書かれていた。

 早速、アリスの住むアパートを訪ねる太郎。そして、後藤田成敗を告げるのだが、今のアリスには全くその気がなさそう。力なく家に戻ると、啓一(山下真司)がいた。後藤田成敗に力を貸すと言う啓一だが、太郎はまだ成敗の方法を思いついていなかった。

 ともかく行動をと、太郎は公文晃(宅間孝行)に頼んで、後藤田のスキャンダル写真を捏造しようとするが失敗。その様子は、監視カメラに収められ後藤田に知られてしまう。

一方、後藤田への誠意を見せて、何とか懐に飛び込もうとする郡司は、アリスについての情報を漏らす。

 後藤田の部屋に、アリスと真紀子が連れてこられる。後藤田は、キャバレーに手を回し2人に営業を持ちかけたのだ。さらに、太郎と啓一も引き立てられた。屈辱に耐えながらも、歌い舞うアリスと真紀子。しかも、この様子はインターネットで配信されてしまう。

 帰り道、怒りに燃える太郎は、再び後藤田成敗をアリスに訴える。だが、アリスは歌うのも仕事だと平然とした様子。太郎の怒りは、気持ちを同じくすると思っていたアリスに、またもはねつけられてしまう。

 落胆しながらも、子供たちにクリスマスプレゼントを用意しようと必死に働く太郎。その姿をアリスは目撃。そんなある夜、太郎が家に帰ると、商店街の仲間たちや元『ラブ・アリス』の社員たちが次々にやって来た。みんなで後藤田を倒そうという機運が盛り上がるのだが、肝心のアリスがいない。そんな中、後藤田からさらなる命を受けた郡司もやって来る。と、知らぬ間に公文がいるではないか。公文は、環境が整ったと言うと、アリスと真紀子がおかしなところから顔を出した。驚く一同に向かって、アリスは…。


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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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