それから1カ月後…アリスと後藤田の結婚式が3日後に迫ってきた。郡司康夫(風間杜夫)と大野緑(三浦理恵子)は、結婚式の準備や、挙式後に後藤田とニューヨークに住むことになるアリスの身の回りの準備に大忙し。一方、アリスの運転手、佐藤太郎(上地雄輔)の心境は複雑。安田幸子(国仲涼子)は、太郎の気持ちに気づいている。また、幸子はアリスのウエディングドレスの制作を任されていた。
結婚式の前日。太郎は、運転手として最後の日にもアリスの幸せを願わずにはいられなかった。買い物に出かけたアリスは、太郎と最後の思い出を作る。だが、リムジンと交換したバイクの持ち主が被害届を出したため、2人で警察に捕まってしまった。郡司と緑が迎えに来て、解放される。
幸子の作ったドレスは真紀子も認める出来栄え。帰り道、送ってもらった幸子は、後藤田からニューヨークでの出来事を聞かされる。
その頃、アリスたちの披露宴招待状を巡って、『ラブ・アリス』の社員と商店街の仲間たちが対立。たった1枚の招待状を賭けての争奪戦が『だるま』で繰り広げられていた。そこに、後藤田を伴った幸子が現れた。後藤田は、招待状が1枚でも複数の人間が行けることを説明。さらに、ご祝儀もいらないと言われ、一同の争いは丸く収まった。
スイートルームに帰ったアリスだが、ひとつだけやり残したことがあったことに思い当たる。次の日の結婚式の早朝、アリスが自ら車を運転して向かった先は佐藤家。そこで、アリスはニワトリの朝子の産みたて卵かけご飯を満喫した。しかし、あまりにも朝早かったため、アリスと太郎は寝てしまう。
気づいたときには陽が高くなっていた。太郎の運転で、式場に急ぐのだが、着いたのは別の場所。しかも、そこで結婚式を挙げようとしていたカップルの騒動に巻き込まれてしまう。アリスの説得で花嫁の心を癒すことに成功した2人は、先を急ぐ。そして、ようやく結婚式場にたどり着いた。太郎は、アリスの幸福をもう一度願って別れる。アリスも至福の時を噛みしめようとしていた。
セレブと貧乏太郎 TOPへ
タグ:セレブと貧乏太郎