2008年12月09日

イノセント・ラヴ 第九話

佳音(堀北真希)は、殉也(北川悠仁)に別れを告げ、故郷の長野へと向かった。佳音の記事が、週刊時潮に掲載されたことが原因だった。それは、週刊時潮の記者・池田(豊原功補)が、掲載を諦めて破棄したはずの原稿だった。

佳音は、少年刑務所に服役中の兄・耀司(福士誠治)に面会を求め、6年前の事件のことをすべて思い出した、と告げる。さらに佳音は、付き添いの刑務官・藤堂(二階堂智)に、両親を殺したのは自分だと訴えた。耀司は、必死にそれを否定した。佳音が帰った後、藤堂に頼み込んでこっそり週刊時潮の記事の切り抜きを手に入れた耀司は、激しい怒りに震えた。

同じころ、殉也は、佳音を追いかけて長野に向かう準備をしていた。そこにやってきた美月(香椎由宇) は、殉也が長野に向かおうとしていることを知ると、彼を部屋に閉じ込めて外から鍵をかけてしまう。殉也は、そんな美月に、子どもっぽいことをするのはやめろ、と訴えた。すると美月は、人には悪意があることを考えたことはないのか、と言い放ち、ドアの隙間から佳音の記事が掲載されている週刊時潮を押し込んで殉也に見せた。

殉也は、その記事にショックを受けるが、それでも佳音に会いに行こうとする。殉也は、佳音には味方がいないのだから自分が行かなければならない、と美月に告げた。そんな殉也に対して美月は、このまま殉也を放っておいて殺すこともできる、と言うと、いままで抑えてきた殉也に対する思いをぶつけた。美月は、殉也が聖花(内田有紀)との結婚を決めたとき泣かなかったと思うのか、と続けると、自分がずっと苦しんできたことに気づいてほしくて殉也のことを斬りつけようと思ったことさえある、と告白する。
美月は、殉也を閉じ込めた部屋の鍵を開け、着ていた服のボタンを外した。「殉ちゃん、私を見て」そう言って殉也に近づく美月。殉也は、そんな美月の服を直すと、「ごめん」とだけ言って部屋を出て行った。

一方、佳音は、池田に連絡をとり、両親を殺したのは自分だと告白し、それを記事にしてほしい、と頼んだ。

夕方、佳音が買い物から戻ると、アパートの前に殉也が立っていた。佳音は、動揺を抑えながら、自分は汚れているから近寄らないでほしい、と殉也に告げる。それでも殉也が近づこうとすると、殉也には打ち明けられないが自分はひどい人間だ、と言い出す佳音。「明日、兄が出所してきます。私はこれから兄のために生きるって決めたんです」佳音は、そう言い残して、部屋に入った。

殉也の家を後にした美月は、公園で昴と聖花の姿を見かける。昴が飲み物を買いに行くのを見た美月は、聖花に近づいた。美月は、本当に何もわかっていないのか、と聖花に問いかけると、殉也のことを話し始めた。聖花の髪を洗っていたこと、いつも話しかけながら見守っていたこと、体を毎日拭いていたこと…。「そういう人を、あなたは裏切ったの。わかる?」そう言いながら、爪を立てて聖花の手を握る美月。聖花は、恐怖を感じながらも、動くことができないようすだった。

池田は、少年刑務所を訪ね、耀司と面会する。池田は、自分に対して怒りの矛先を向ける耀司に、真実を明らかにすることが佳音のためではないか、と訴えた。

殉也は、佳音のアパートの前で夜を明かした。佳音は、そんな殉也のことを気にしながらも、何もいわずに出かける。耀司を迎えに行ったのだ。が、佳音が少年刑務所を訪れると、耀司はすでに出所した後だった。

アパートに戻った佳音は、殉也を無視して部屋に入った。その夜、佳音が洗い物をしていると、ふいにオルゴールの音が聞こえてきた。それは、佳音が殉也にプレゼントしたオルゴールの曲『いつくしみ深き』だった。殉也は、ドア越しに、この曲の歌詞をよく聞いたことがあるか、と佳音に語りかけた。そして、神様が本当にいるのかどうかはわからないが、好きな人のことは何でも受け入れてあげたいと思うし、例えこの世界が何の救いのないものでも、その人を守ってあげたいと思う、と続ける殉也。その言葉を聞いていた佳音は、ためらいがちにドアを開け…。

佳音は、勇気を振り絞って殉也にすべてを告白した。佳音の手をずっと握りながら話を聞いていた殉也は、幸せになりたいなんて思ってはいけなかった、と涙を流す佳音に、「いいんだよ、幸せになりたいと思っても。僕はこの手を放さないから」と言葉をかけた。佳音は、そんな殉也に抱きついて泣きじゃくった。

佳音と殉也は、1枚の毛布に包まって眠りについた。するとそこにやってきたのは耀司だった。耀司は、いきなりナイフを取り出して叫び、殉也に襲いかかった。それに気づき、耀司と激しく争う殉也。それを見ていた佳音の脳裏に、事件の夜のことが鮮明に蘇った。父親の誠太郎(平田満)を刺そうとした佳音から耀司がナイフを奪ったことを。耀司が、誠太郎を庇おうとした母・順子(辻千春)を誤って刺してしまったことを。そして、再び誠太郎ともみ合いになった耀司が、ついに彼を殺害してしまったことを…。

佳音がすべてを思い出したことを知った耀司は、何もかも自分がやったんだからこれでいいんだ、と言うと、ナイフを自分の喉元に向けた。殉也は、咄嗟に耀司の手を抑えてそれを制し、ナイフを振り落とした。佳音がすべてだった自分の役割はもう終わったのだから死ぬしかない、と叫ぶ耀司。殉也は、そんな耀司に、佳音のために生きていてほしい、と訴えた。耀司は、肩を震わせて泣いた。

佳音は、殉也とともに彼の家に戻った。佳音と殉也は、初めて唇を重ね…。

2008年10月。昴のもとを訪ねた殉也は、聖花との思い出がつまったアルバムを彼に託すと、佳音と結婚することを伝えた。殉也は、聖花には会わずに、昴のもとを後にした。聖花に殉也が結婚することを伝えた昴は、結婚式が終わったら一緒にどこか遠くへ行こう、と告げた。聖花は、そんな昴に向って微笑んでいた。

佳音と殉也の結婚式が行われた。ウエディングドレスを着た佳音は、輝くように美しかった。ふたりは、義道神父(内藤剛志)の前で永遠の愛を誓った。教会には、昴だけでなく、子ども聖歌隊のメンバーらもかけつけ、ふたりを祝福した。ほどなく、披露宴が行われる。ところがそこに、何故か聖花が姿を現し…。


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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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