2008年12月06日

サラリーマン金太郎 第10話(最終話)

大島元社長(柴俊夫)の側近に脇腹を刺された金太郎(永井大)は病院に運び込まれたものの、意識不明の状態が続く。黒川社長(古谷一行)と大和会長(宇津井健)も病院に駆けつけるが、美鈴(井上和香)は金太郎との約束を守り、頑なに口を閉ざして何があったのか話さない。しかし、そうしている間も銀行からの貸付金である三千億円の返済期日は刻々と迫っていた。

 鷹司(細川茂樹)に解雇された大島を、復讐心に燃える椎名(南圭介)たちが連れ去ろうとしたその時、現れたのはなんと脅威的な回復力で復活した金太郎だった。
「ふざけんなバカヤロウ! 俺はこんなくだらねえことしてもらうためにおまえとつき合ってるわけじゃねえんだ!」
金太郎はそう叫んだ後、大島と一緒に仕事をしようと再び呼びかける。その申し出を拒否する大島だったが、鷹司がまだ大日本製鉄の正式合意を得てないことを金太郎に教え、去って行く。

 鷹司グループのオフィスとへ向かった金太郎は、アクアライン未来都市計画に協力させてほしいと鷹司に頭を下げるが、まったく相手にされない。そこに大島が大日本製鉄の社長・山下(長谷川初範)を連れてやって来る。山下は未来都市計画が金太郎の企画であることを認めるが、三千億円返済の目処が立たない限り話に乗るわけにはいかないと言う。「ヤマト建設もおまえも、ついに終わりだ」うちひしがれる金太郎をあざ笑う鷹司。これでついに終了なのか。

 返済日当日。大和会長たちは無理を承知で鷹司の前に土下座し、社員を解雇しないよう懇願する。と、その時、なんと金太郎と加代(佐々木すみ江)が会長室に入って来る。加代は自分が東京中央銀行に預けている200億円をヤマト建設が滞納している利子にあて、あらたに新日本銀行が三千億円の債権を引き受け、ヤマト建設のメインバンクになるよう指示する。こうしてヤマト建設存続の危機は回避された。

 屋上で対峙する金太郎と鷹司。それを陰で見守る京子(青山倫子)。あれだけ酷い目に遭いながらも、金太郎はなおも一緒にアクアライン未来都市計画を実現させようと食い下がる。
「なめるな!」「あんたもサラリーマンをなめんじゃねえ!」
そう言って激しく殴り合った後、笑顔で青空を見上げる二人。鷹司がつぶやく。
「広いなぁ、空って」「あぁ」
二人にそれ以上言葉は必要なかった。

 数日後。金太郎は竜太(庄司龍成)を連れ、美鈴と港にいた。アフリカ・ナビリア共和国で開発事業を手がけるためだ。戸惑いを隠せない美鈴に金太郎が言う。
「ナビリアから戻ってきたら結婚しよう」その言葉にうなづく美鈴。「行ってらっしゃい」「あぁ。それじゃあ、行ってくるわ。じゃあな!」
そう言っていつものように元気よく走り出す金太郎。きっと彼なら異国の地でも大暴れしてくれるに違いない。またどこかで会おう、サラリーマン金太郎!!


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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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