2008年12月11日放送予定
七瀬(蓮佛美沙子)たちはパクス・シエンティアと戦う計画を練り直すため、藤子(水野美紀)の山荘に一時避難する。 恒介(塩谷瞬)がたったひとりでパクス・シエンティアに潜入し情報収集につとめていることを知った七瀬は、藤子やヘンリー(郭智博)、朗(宮坂健太)たちに何も告げず、パクス・シエンティアへ向かい、その中枢に乗り込んでいく。
佐倉(光石研)から銃口を突きつけられても七瀬は彼の誘いを受けることはなく、毅然とした態度で対決を宣言する。 高村(市川亀治郎)は警察が、にわかに七瀬たちを犯罪者扱いし始めたことでパクス・シエンティアが警察組織すらも支配し始めたことを知る。
フリージャーナリストの大野(堀内正美)を味方につけた藤子は、七瀬によるパクス・シエンティア告発のメッセージをインターネットで発信しようとする。しかし、その動きを嗅ぎつけた西尾(今井朋彦)の放つ銃弾に倒れる。
恒介も撃たれ、ヘンリーと朗の立てこもる山荘も機動隊と警官隊によって包囲される。高村の制止にもかかわらず、ヘンリーが狙撃された。
七瀬は皆の命が消えてゆくのを感じながら、ひとり、悲劇を押しとどめようとして戦いの現場へと走る。
その時、一発の銃声が響く。彼女もまた銃撃を受けてしまったのだ。
朗は衝撃を感じ取り絶叫する。その次の瞬間。朗や警官隊の心に七瀬の声が響く。「お願いします。殺さないで。」朗を包囲する警官隊は、七瀬の心の声に驚き、聞き入る。
「昔、未知能力が眠ったのは・・・未知能力に頼らなくても、お互いを理解できるようになったから。きっとそう・・・」
七瀬は人々が互いを理解し合える時が来ると信じていた。そして生きてその時を見届けるよう朗に希望を託す。七瀬の想いを受けた朗の目からは悲観の色が消え、決意に満ちていた。
森の中。恒介の元に近づく七瀬。恒介の唇にキスする。恒介、目を閉じる。絶命している恒介。
七瀬。隣に添い寝するように横たわっている。
静かに息を引き取って───
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