特別愁訴外来に戻った田口と白鳥は、藤原(名取裕子)から新たな怪文書が届いたと聞かされる。チーム・バチスタにはまだ何かある。まず「ケース27」のビデオを見直すことにした二人。しかしビデオを見た白鳥は、「これは本物のケース27ではない」と言い出す。桐生の手が止まっていないのだ。白鳥の記憶では、前回のオペと同じく切除前に桐生の手が止まった回があった。それが本物の「ケース27」に違いない。なぜならば、2つのオペには、“鳴海の不在”という共通点が存在するから。何者かがすり替えたのか?
その後、田口の聞き込みにより、氷室が死んだ夜、院内にいたという鳴海のアリバイが崩れた。氷室が死ぬ少し前、病院を出ていく鳴海を目撃した者がいたのだ。
一方白鳥は残りのビデオの中から、桐生の手が止まった映像を見つけ、桐生につきつけた。ビデオを凝視する桐生。しかし、桐生は「これはケース27のビデオではない」と否定。
数日後、桐生と鳴海は院長の高階(林隆三)から、2人が提唱していた小児専門の心臓病センターが実現まであと一歩だと聞く。そのためにも次のバチスタ手術は成功させなければならない。桐生は鳴海にチームに戻ってくれと頼む。白鳥は、桐生の車の中にコインパーキングの駐車券を発見。氷室が死んだ夜のものだ。桐生のアリバイも嘘だったのだ。コインパーキングへ向かう白鳥。一方、田口はついに、鳴海があの夜、氷室が死んだビルに行っていたことを突き止めた。鳴海は認めたが、氷室を殺してはいないと言う。夜、再びあのビルを訪れる田口。
翌日、田口は酒井(鈴木裕樹)を呼び出した。鳴海が言うには、確かにあの夜ビルに行ったが、着いた時すでに氷室は死んでおり、屋上に誰かがいたというのだ。驚く酒井。田口は切り出した。「鳴海先生が見た誰かって、…お前じゃないよな?」 昨夜ビルの屋上で発見した、あるものが決め手になったのだった。「違うよな…?違うって言ってくれよ!」迫る田口。酒井の頬に一筋の涙が流れ落ちた――。
翌日、特別愁訴外来。「結局、ケース27と氷室先生の死とは関係がなかったんですね?」 藤原の言葉に、白鳥は言った。「違うんですよ、藤原さん。これで全部がつながったんです」頷く田口。二人が突き止めた真相とは?ついにチーム・バチスタが一斉に集められた――!!
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