2008年12月4日放送
七瀬(蓮佛美沙子)は、親友の瑠璃(柳原可奈子)がパクス・シエンティアの追っ手から銃撃され、激しいショックを受ける。
瑠璃の回復を祈る七瀬は、恒介(塩谷瞬)が「瑠璃からひと時も離れるな」と忠告したのはこのことを予知していたからではないかと思い至る。恒介はパクス・シエンティアに潜入し、佐倉(光石研)から団体の理念と目的を聞く。
かれらは科学者を中心とした集団で、科学の力による世界平和の実現を目指していた。そのためにかれらは、精一郎(小日向文世)の未知能力研究の成果を必要としていたのだ。
精一郎が死んでその成果は失われたが、残されたノートから七瀬が他者の心を意のままに操る究極の能力者「アクティブ・テレパス」であることがわかった。だから彼らは七瀬を自分たちの仲間にしようとしていたのだ。
また、パクス・シエンティアには行方をくらましていた西尾も所属していた。彼は恒介に七瀬を連れてくるよう脅しをかける。七瀬たちも精一郎の残したICチップからパクス・シエンティアの正体を知る。七瀬は最後に残された父からのメッセージを受けてかれらとの対決を決意する。
恒介は藤子の前に姿をあらわし、「パクス・シエンティアの未知能力研究に協力しろ」と強要する。藤子は恒介の急変ぶりに驚きながらも、彼が七瀬を守るためにあえて自分を訪ねてきたこと、そしてその行為の裏側に「七瀬をどこかに逃がせ」というメッセージを忍ばせていることに気づく。
藤子に高村刑事からの電話が入る。行方をくらませていた西尾が警察署に現れ、七瀬たちを訴えたため、警察も七瀬たちを追わざるをえないとの連絡だった。七瀬は自分がテレパスであることを瑠璃に打ち明けるが、「化け物」と怖がられてしまう。
傷ついた七瀬は、水族館を訪れる。七瀬は深い孤独の中にいたが、かすかな晴れやかさを感じてもいた。自分がテレパスであると瑠璃に打ち明けることができた。テレパスであるために瑠璃を危険な目にあわせてしまったことを謝罪できた。かけがえのない友人を失った悲しみとともに、七瀬は瑠璃にたいして誠実であろうとした自分を肯定しようと努めていた。
その瞬間、遠く離れている恒介が七瀬の心の声を感受する。七瀬と恒介は、テレパスでない恒介が感受したことに驚く。そのまま2人は心で会話をする。
「七瀬には、もう会えない気がする」
「会いたい」
「俺も会いたい。でも・・・」
「恒介さん・・・」
七瀬ふたたびTOPへ
タグ:七瀬ふたたび