郡司とともに、集合場所に現れたアリスを見た社員たちは戸惑う。実は、この社員旅行には、参加したことのないアリスは知らない大きなイベントがあったのだ。イベントの内容を知る郡司は、アリスに社員旅行のルールは守るという誓約書を書かせる。
その頃、借金の取立てが厳しくなり、家財道具が差し押さえの紙だらけになった佐藤家で、この苦難を乗り越えようと太郎と子供たちが一丸となっているところに、真紀子がやって来る。2度とアリスの前に現れるなと、太郎の目の前に札束を置く真紀子。受け取れないと突っぱねる太郎に、真紀子は運転手も今日限りでクビだと伝える。さらに、真紀子は自分に逆らうと家も子供も町も…太郎に関わるもの全てを失うことになると脅して去って行った。
『ラブ・アリス』の面々は温泉旅館に到着。ゴージャスなリゾートホテルを想像していたアリスは早くもがっかり。そんなアリスや社員たちに、クジが配られた。当たったのは、アリス。このクジに当たったら、旅行の間中、みんなの召使いにならなくてはいけないのがルール。
太郎と子供たちが、パン屋で非常食のパンの耳をもらっていると、戸川誠一(酒井敏也)が血相を変えて飛んできた。なんと、佐藤家に火の手が。幸いボヤ程度で済んだのだが、家の中は水浸しで住める状況ではない。しかも、消防員の話によると放火の疑いもあると言う。『だるま』では、安田啓一(山下真司)がしばらく自分の家にいるよう勧めるのだが、太郎の脳裏には真紀子に言われた言葉がひっかかる。仲間たちに迷惑はかけられないと、太郎は子供たちを連れて公園で暮らすことにする。
セレブと貧乏太郎 TOPへ
タグ:セレブと貧乏太郎