その他にも、初参加だった大友(釈由美子)が患者にセクハラまがいの行為を受けていたこと、そのためかオペ中に気を失い倒れたこと、また第2助手の酒井(鈴木裕樹)が動脈ラインの確保にてこずったこと、緊急だったため鳴海が遅れたなど、アクシデントが重なった回だったことがわかってくる。オペを心待ちにしている患者を目の前に、自らが執刀しないことを悩む桐生。しかし、ついに桐生は鳴海にペア解消を言い渡す。かつてないほど激高する鳴海。
氷室が最後に大友に電話していたことを知った田口は、本当に留守電に何も残っていなかったのか、大友に尋ねる。殺人犯だった氷室をまだ信じているのか?大友に言われ、「聞かなかったことにはできないから」と答える田口。「術死はつづく」と言った氷室。もう二度とこんな事件起きてほしくない。田口の強い思いに、大友が口を開いた。「…メッセージ、残されていました」
しかし続きを話そうとした時、カナの容態が急変したという知らせがくる。今すぐ手術しないと命にかかわるため、ついに桐生は緊急バチスタ手術を行なうことを決意。氷室の事件発覚後、再起をかけチーム・バチスタがいよいよ結集することに。しかし、その時メンバーでたった一人、手術への参加を拒否した人物がいた。鳴海だった。結局、別の病理医を呼び、鳴海不在でオペ開始。結果…、手術は成功した。術後。大友は桐生の部屋の前に来ていた。氷室の留守電――「お詫びに本当のことを話しておきます…ケース27で何があったのか」――あの言葉の真相を確かめに。しかし、ドアをノックしようとした直前、酒井に呼び止められる。
一方、オペ中に桐生の手が止まったことが気にかかっていた白鳥は、鳴海が不在だったと知ると「ケース27のビデオをもう一度見よう」と言い出す。そこへ現れた大友に、氷室のメッセージの続きを尋ねようとした田口。しかし返ってきたのは「全然大したことじゃなかった」という予想外の言葉だった。夜、特別愁訴外来の前に白封筒が置かれていた。「術死は続く、これからも。チーム・バチスタは今すぐ解散せよ」それは第二の怪文書…! ビデオを取りに資料庫に忍び込んだ田口と白鳥。なんとそこへ、桐生と鳴海が入ってきた。2人に気づかず、桐生は口火を切る。「氷室君が死んだ夜、お前、本当は、どこで何をしてた?」
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