親戚の上原さゆり(森上千絵)が貞美に会いに来た。貞美の妻・冴子の七回忌の話だ。そしてさゆりは、ルイ(黒木メイサ)がよさこいソーラン祭りに出るのを見に来るように誘い、終わってから会う段取りをすると提案する。迷う貞美。
そのころ北海道ではルイが恋人・宮内明(白石雄大)に会っていた。異動が決まった宮内は、妻を伴ってまもなく大阪へ移り住むという。ルイと宮内は同じダンスチーム「北の大地」に所属しているため、一緒に出場するよさこいソーラン祭りは今年が最後になる。それを知り、自分も最後の出場にすると決めるルイ。
治療のため隠れて個人病院に通っていた貞美だが、頻繁になってきた痛みにモルヒネパッチを使い耐えていた。ぼんやりと、7年前に貞三(緒形拳)に勘当されたことを思い出す貞美。そこへ、最近の貞美の異変を敏感に感じ取っていた内山妙子(伊藤蘭)が貞美のマンションを訪ねてきた。部屋にモルヒネパッチを発見した妙子は、ゴミ箱から台紙を拾うとこっそりポケットにしまう。
二神の病室を訪ねた貞美。自分の病気を察していた二神は、病状について質問を浴びせるが貞美は答えを濁す。二神は病院のベッドで死ぬのは嫌だと病人用のキャンピングカーを発注していると言い、貞美に医療装備品リストを作って欲しいと頼む。貞美は病院に来ていた香苗(国仲涼子)にも二神の病状を正直に告げた。
一方、しばらく化学療法を続けてきた貞美も検査の結果は思わしくなかった…。
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