2008年10月29日

チーム・バチスタの栄光 #04

「術死は続く、これからも。これは、完璧に仕組まれた、犯罪である」

田口(伊藤淳史)に届いた怪文書を見た白鳥(仲村トオル)は、一連の術死がやはり殺人だと確信する。そしてチーム・バチスタのメンバーに、記録映像が盗まれた「ケース29」だけ心臓の切除範囲が大きいことを指摘。範囲を決定する病理医・鳴海(宮川大輔)がビデオを盗んだのではないかと疑うが、桐生(伊原剛志)らに即座に否定される。

一方、白鳥に挑発された酒井(鈴木裕樹)は、垣谷(鶴見辰吾)が執刀する次の手術を自分が執刀したいと頼む。天才的な心臓外科医の父をもつ酒井は、新人の頃から父を超えると燃えていた。しかし酒井の要望を断る垣谷。垣谷もまた、桐生に恨みがあるのではと白鳥から挑発されていた。

桐生と鳴海の関係を不自然に思った白鳥は、以前2人が働いていたアメリカ・サザンクロス病院に電話し、2人の驚くべき過去をつかむ。鳴海の外科医としての将来を奪ったのは桐生だったのだ。在アメリカ時代の緊急手術で、桐生が誤って鳴海の腕の腱を傷つけたことが原因だった。桐生と鳴海を呼び出した白鳥は、鳴海が桐生への復讐のために手術を失敗させているのではないかと迫る。否定しない鳴海。
しかし桐生は、もともと自分以上に外科医としての才能を秘めていた鳴海が、今は病理医として自分の“目”となり、より高みに行こうとしているのだと、白鳥の推理を改めて否定する。

翌日、白鳥は心臓血管外科教授・黒崎(榎木孝明)に、実は桐生が失敗し子飼いの垣谷が准教授になることが黒崎の真の願いではと挑発。何も言い返せない垣谷の隙を突き、黒崎にアピールした酒井は、垣谷に替わって次の手術を執刀させてもらえることに。その後垣谷は、田口に「ケース29」の記録映像を盗んだ犯人に心当たりがあると告げる。なんとその人物とは酒井だった…!

田口は酒井に真相を聞きに行く。「ケース29」の術中、酒井は患者の予期せぬ出血に動揺、硬直してしまい、垣谷に助けられていた。白鳥に自分の恥ずかしい失敗を知られ周知となれば、父や桐生のような外科医への道が断たれると、ビデオを盗んだ酒井。天才の父を持つ自分のコンプレックスなど分かるまい。酒井は苦悩していた。しかし田口は問いかける。「天才だけが患者を救うのか?」時間はかかっても、正確なオペができる、そんな普通に良い医者を目指せばよいではないか、と。

 後日、酒井の挑戦した手術は成功し、記録映像は無事白鳥のもとへ。だが差出人不明の怪文書の謎が残っていた。自分を見つけてほしいという犯人のサインではないかと考える田口。次のバチスタ手術は5日後に迫っていた。
夜、氷室(城田優)は大友(釈由美子)と二人きりで食事をしていた。
「…恐いですか?僕が余計なことをしゃべるんじゃないかって」



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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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