ちょうどその時、ヤブの携帯に兄という人物から連絡が入る。この部屋に一卵性の双子の兄がやって来るという。
ヤブによると、お兄さんは、ヤブとは正反対のキャラの前科者で、刑務所を出たばかり。
弟が人気作家のミカに監禁されていると知った兄は、そのオトシマエを付けに来るというのだ。ヤブは、大変なことになる 、と言い残し、そのまま行ってしまう。
鍵をかけ忘れたことに気づき、玄関に向かったミカだったが、すでに玄関にはヤブそっくりの男が。
雪次郎と名乗るその男は安物のスウェットの上下とサンダルを着ていた。あわてて逃げたミカだったが、雪次郎がヤブにそっくりだったので、変装しているに違いないと突っかかる。
だが、突き飛ばされ、頭をハタかれたミカは、半泣き。
それでも信じられないミカは、入れたばかりのコーヒーを雪次郎の頭からかけてみる。
が、逆にロープでソファーに縛られてしまう。
まもなく、雪次郎は、弟がさいころトークで笑える話をさせられていたと知り、同じことをミカにやらせ始める。
恥ずかしい過去を明かすよう迫られたミカは、高校の時に痔だったことがクラス全員に知れたことを話す。
そして、ミカのサイフを奪い、暗証番号を聞きだした雪次郎は、そのまま出て行ってしまう。
ところが、その直後、玄関の外で、ヤブと雪次郎が怒鳴りあう声が聞こえ――。
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