2008年10月23日

小児救命 #3

優太(富田光里)を助けたい一心で緊急オペを始めようとした宇宙(小西真奈美)。が、間一髪で柾(陣内孝則)と狩矢(塚本高史)が到着。2人の手によって優太は助かるが、柾は独断で啓翠会総合病院に乗り込んで勝手に手術しようとした宇宙を叱責する。しかも、自分の気持ちと行動を理解してくれていると思っていた狩矢にまで責められ、いつもは前向きな宇宙もさすがに落ち込むことに…。  

 そんなある日、「青空こどもクリニック」に喘息患者の上原レイナ(松浦愛紗)がひとりで来院した。レイナは宇宙に「診察はせずに薬の処方箋だけほしい」と頼むが、処方箋を出すには診察が必要なうえに、医師と両親が話をしなければならない。しかし、レイナの両親は仕事が忙しくて来院できないという…。そんな会話の最中、突然レイナが発作を起こした! 宇宙は彼女の両親と電話で連絡を取るが、レイナの母親・純子(鳥居かほり)は「吸入が終わったら自分で帰るように言ってください」と突き放す。宇宙はその言葉に耳を疑うが、レイナの両親は「あの子はしっかりしている」「仕事が忙しくて一緒にいてやれないこともちゃんと理解している」の一点張り。喘息発作が子どもにとってどんなに不安なものかを訴える宇宙の言葉も届かない。

 後日、レイナのカルテに目を通した「青空こどもクリニック」の医師・相馬(正名僕蔵)は薬の量と発作の回数が不自然なことに気づく。レイナはわざと薬を飲んでいないのではないか――相馬からそう指摘される宇宙。その矢先、宇宙はクリニックの前に佇むレイナの姿を見かける。様子がおかしいことに気づいた宇宙は声をかけるが、レイナはその場から走り去ってしまう。  

 やがて、宇宙が忙しい合間を縫って電話をかけると、レイナが苦しそうな声で出た! 咄嗟に喘息発作を起こしていることを見抜いた宇宙は、赤池(渡辺えり)と賢斗(勝地涼)、柾に頼まれて「青空こどもクリニック」の偵察に来ていた啓翠会総合病院の医師・流衣(山口紗弥加)を伴い、レイナの自宅へ。
すると、レイナが飛び降り自殺を図ろうとしていた! その姿を見た宇宙はレイナに向かって叫ぶ。「先生もレイナちゃんと同じことをしようとした!」実は、幼いころ両親に捨てられた宇宙は自宅でたったひとり、両親の帰りを待つことしかできない悔しさと孤独から、自殺を図ろうとしたことがあったのだ。そんな宇宙に優しく手を差し伸べてくれたのが、養父である冬悟(大杉漣)だった…。

「レイナちゃんが飛び降りても、ぜったい命だけは助ける。何度でも助ける」――その昔、冬悟から投げかけられた言葉を今度はレイナにかける宇宙。本当の自分の気持ちを理解しようとしない両親に対する悔しさから薬の服用を放棄し、自ら命を断とうとしたレイナだが、宇宙の優しく力強い言葉に支えられ、生きることを決意。宇宙のサポートで両親ともようやく心を通わせることに…。

 ところが、レイナの件が一段落ついた後、宇宙は狩矢から思いもよらない告白を受ける。「俺は宇宙のことをちゃんと分かってあげられているのかな。最近ときどき不安になるんだ」――離れゆく2人の距離を実感した宇宙は…。



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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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