一方、公平は、小夜が自分を指名しているのはイーグルの気を引くためだと気づく。何か深刻な悩みを抱えていると察し、彼女の経営するエステサロンを訪ねると、店は閉店していた。小夜は、借金返済のために風俗の面接を受けることを決めたが、イーグルに心配をかけまいと黙っていたのだった。
公平とイーグルのバトルで「リンク」が揺れる中、堂島文治(平泉成)率いるアトラスグループの六本木進出が決まった。しかも、その場所は「リンク」の真下だという。その背後には、かつての公平の先輩でもあり、“銀座の将軍”と呼ばれる葛城大成(石橋凌)の影が。歌舞伎町最大のホストクラブの進出に、「リンク」のホストたちも浮き足立つ。
そんなとき、公平は店の前で、かつての後輩ホスト・影士(阿部力)とばったり再会する。なんと「六本木アトラス」を任されたのは影士だったのだ。公平に恩返ししたいという影士は大金を差し出し、「六本木アトラス」の副社長になってほしいと申し出る。しかし、公平は後輩の前ではカッコつけていたいときっぱり断った。
小夜が風俗の面接を受ける日が来た。公平は、口止めされたにもかかわらず、イーグルに真実を話して「心の痛みを感じなくなったらホストは終わりだぞ」と忠告する。だが、イーグルは自分に必要なのは金のある女だと強がった。仕方なく公平は小夜の面接にかけつけるが、従業員たちに袋叩きにあってしまう。
オーナーの有希(真矢みき)は、公平には自分の客が未払いで自殺した過去があることをイーグルに告げた。公平が自分を心配していることを痛感し、小夜の大切さを思い知ったイーグル。面接場所にかけつけて小夜を救い出すと、店を辞めて彼女と結婚することを決めた。
イーグルは公平を本部長に推薦し、店を去った。しかし、その決定に不満を持つホストたちは、影士の引き抜きによって「六本木アトラス」に移籍してしまう。店を訪れた公平に向かって、影士は、公平と同じフィールドで戦うことを夢見ていたと言い放ち、宣戦布告した!
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