しかし、それを知った白鳥(仲村トオル)は、田口は甘いと自らチーム・バチスタに“アクティブ・フェーズ”調査を開始。大友にいきなり「手術の失敗は自分の責任だと思わないか」と責めて泣かせた上、嘘泣きだと言い捨てる。氷室(城田優)と羽場(戸田昌宏)には「オペ中に患者の血液に毒物を入れたのでは?」と切り込み、冷静な氷室に言下に否定される。しかし一向に懲りない白鳥は、一連の術死は殺人だと言い、桐生と衝突。
一方、東城医大にはアフリカの内戦で被弾した7歳の少年ゲリラ兵士・アガピが搬送されて来た。治療中に重度の拡張型心筋症が発見され、日本で治療を受けることになったのだ。マスコミも注目する手術が迫るなか、田口はアガピの閉ざした心をほぐそうと画策する。
そんな中、大友がチーム・バチスタを辞めるという話を聞き、止めに行く田口。
しかし大友は、自分がチームに選ばれたのは、実力ではなくライバル看護師の不倫を暴露したからだと告白する。他病院でいずれ自分を高く売るためチームに入りたかったのだと聞き、愕然とする田口。しかし白鳥は、その程度で負けるライバルの実力もたいしたことないと切り捨て、直美は笑顔を取り戻す。その後白鳥は氷室に、大友が共犯なら毒物混入が可能なのではと再び問うが、氷室は大友は自分なんて相手にしないと否定。
バチスタ手術の当日。「国に帰っても戦争は続いている。家族もきっと死んでしまっている」と呟くアガピに、田口は一緒に遊んだ凧を、国に帰って弟たちと上げてほしいと励ます。手術は無事成功。だが心臓血管外科教授の黒崎(榎木孝明)は、自分に断りもなく手術現場に田口と白鳥がいたことを非難する。院長の高階(林隆三)は、白鳥が医師免許も持っており医療の素人ではないと公表。白鳥は、バチスタ手術で大人ばかり死んで子供が助かるのは何者かの意図思が働いている証拠であり、リスクマネジメント委員会を招集すべきだと言う。そして田口に告げるのだった。「君が暴くんだよ、チーム・バチスタを」
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