2008年10月9日放送
老人ホームに勤める田中七瀬(蓮佛美沙子)は、母・静子(中村久美)が交通事故にあったことをきっかけに他人の心の声が聞こえる能力・テレパシーに目覚める。
臨終間際の母の心の声から、七瀬は死んだはずの父・精一郎(小日向文世)がまだどこかに生きているらしいことを知り、衝撃を受ける。
母の葬儀の日、父を知るらしい女性・漁【すなどり】藤子(水野美紀)が弔問に訪れ、七瀬は生前の父の謎を感じる。
幼なじみの瑠璃(柳原可奈子)が七瀬を見舞うが、七瀬は自分の能力を打ち明けることができずに悩む。
父・精一郎の足どりをたどろうと七瀬は旅に出るが、勤めていた電機メーカーでは精一郎の研究が不自然なかたちで打ち切られたことしか記録に残っていない。
いっぽう、予知能力をもった青年・岩渕恒介(塩谷瞬)は、まだ見ぬ七瀬のイメージに繰り返し襲われていた。
通り魔事件を予知しそれを未然に防ごうとする恒介を、刑事・高村(市川亀治郎)は疑い、付け回す。
旅から帰る電車の中で七瀬はテレパスの少年・朗(宮坂健太)と出会い、高村を振り切ってきた恒介もついに七瀬その人と出会う。
電車が土砂崩れに合うことを予知した恒介は「降りよう」と言うが、七瀬は同意しない。
「誰も予知なんか信じない。俺たちだけで降りよう」と七瀬に言う恒介。
駅での短い停車時間。恒介は力ずくで七瀬を車両からホームに連れ出し、朗もそれに続く。
「どうして、未来は変えられない、って決め付けるんですか」と問い詰める七瀬にたいし、「今まで、ずっとそうだったからだ」と悲しげに答える恒介。
降りしきる雨のなか、駅を遠ざかった電車が土砂崩れの激しい衝撃に見舞われるのを、七瀬はテレパシーで感受し、ホームにうずくまる…。
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