しかし慶子がトイレで席を外した直後、店内に悲鳴が響き渡った。バルコニーに駆けつけた六郎とリカコと大田原は、背中から血を流しうつ伏せで死んでいるめぐみと、その脇でナイフを片手に呆然とへたりこんでいる慶子を発見する。めぐみを抱きかかえて悲しむ修二は大田原に慶子を逮捕するように訴えるが、大田原は好意を抱く慶子の逮捕を躊躇してしまう。すると六郎の「果たしてそうでしょうか?」が飛び出し、事件を33分もたせることを宣言する。
警察署に連行された慶子は、幸せそうなめぐみを妬ましく思っていて次々と男性を紹介してくることにも苛立っていたと自供。レストランに戻ってきた茂木刑事(戸次重幸)が状況から見ても慶子が犯人で間違いないと報告するやいなや六郎は事件発生直前に店内で大ゲンカしていた夫婦に容疑をかける。夫婦ゲンカの末、妻を殺そうとした夫が仲裁に入っためぐみを誤って殺してしまったという六郎の推理は完全なアリバイの前に瞬時に崩れ去る。
捜査が振り出しに戻るが、慶子の無実を信じる大田原のために聞き込みを始める一同。そんな中、厨房でこっそりと電話をしていた修二は相手に「友人が殺したことになってる」と告げていた…。
そんな矢先、六郎たちはレストランの隣人から中田夫婦は修二の浮気が原因でケンカが絶えなかったとの証言を得た。さらに鑑識官(佐藤二朗)からめぐみが鋭利な刃物で刺されていて傷口から魚類エキスが検出されたことを聞いた六郎は、めぐみの存在を疎ましく思っていた修二が学生時代に培ったアーチェリーの腕前を生かし、魚を矢の代わりに飛ばして殺害したと推理。しかし、ありえない状況にあっさり却下される。
そして、情報屋(小島よしお)から修二の浮気相手の1人が離婚を迫っていたことを聞いた六郎は、ある結論にたどり着く。やはり犯人は慶子だった。申し訳なさそうに告げた六郎に大田原は元気を装うのだった。
#01 2008年8月2日 花嫁殺人をもたせる!! 12.2%
#02 2008年8月9日 別荘殺人をもたす 8.1%
#03 女子校殺人をもたせる 9.9%
#04 2008年8月23日 女優殺人をもたせる 10.0%
#05 2008年8月30日 お見合い殺人でもたす
#06 2008年9月6日 連続殺人をもたせる! 9.8%
#07 2008年9月13日 ミュージカル殺人をもたせる! 7.8%
#08 2008年9月20日 誘拐殺人をもたす 9.1%
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