そんな折、宿題をしながら麻衣(志村玲那)、響子(中村静香)らと陸(本郷奏多)のことについて話した容子(志田未来)は、早く告白するよう勧められる。知佳(西内まりや)の話によると、陸は容子のことが好きだとか。だが結局、転校しないようにと陸に言い出せなかった容子は、電話すら掛けることが出来ない。今まで槇子のことで頭がいっぱいだった容子は、心を掻き乱されるばかりだった。
温泉旅行の当日、仕事の調整がついたという直紀が、ホテルに先乗り。すぐさま槇子は、新婚旅行の代わりとばかりスイートルームに自分と直紀の部屋を変更する。これに対し、五郎と春子が落ち着いたのは、こじんまりした和室。直紀は恐縮して交換を申し出るが、その部屋が、25年前、駆け落ちした時に泊まった部屋だと知り、納得する。
その後容子は、槇子と直紀のキャディ役となってゴルフコースを回ったり、名物のケーキを買うために直紀らと行列に並んだり、と大忙し。だが、槇子の方は、直紀が余りにも優しく、人柄が良いため、やっと手に入れたケーキも人に譲って食べられず、不満を募らせる。
やがて、温泉につかって、お楽しみの夕食タイム。槇子は、昼間の不満をスッポン料理で解消しようとルンルン気分。ところが、直紀が、ゴルフコースで偶然再会した外務次官・山ノ内に、結婚祝いをしたいと呼び出されたことから、槇子は、楽しみにしていたスッポン料理にありつくことが出来ない。山ノ内からやっと解放されて五郎らの所に駆けつけた槇子は、スッポンが品切れになったと聞き、怒り心頭で店から飛び出した。 近くのラーメン屋に駆け込んだ槇子は、店主にチャーシューの数が少ないことでひとしきり文句をつけた後、それまでの鬱憤を、連れて来た容子に一気に爆発させた。だが、槇子を追いかけてきた直紀が、その悪口雑言ぶりを目撃してしまい――。
ついに槇子のアクマがバレてしまった。
容子は不安な気持ちで一杯になるが、槇子と直紀はその日以来、口を聞かなくなったのだ。
政務省では書類を槇子が勝手に修正した事で、ミドリ(滝沢沙織)が怒っていると、槇子は上の人が古い数字をもとに作った資料をそのままでいいなんて、バカじゃないですか?とやり返し、口論となる。その様子を見ていた直紀は槇子に謝るように言うが槇子は「このあたしが頭を下げるのは、ビル・ゲイツだけよ!」と言い放ち立ち去る槇子。
一方、陸に呼び出された容子は、大阪に引っ越す日を告げられる。動揺してしまった容子は「お姉ちゃんの事で頭が一杯なのに、アンタまで!」と陸にあたってしまい、陸も怒って立ち去ってしまう。
傷心のまま夕食の支度を手伝っていると、テレビでは嬬恋で槇子がチャーシューの事で文句を付けたラーメン屋が繁盛しているニュースが流れている。槇子のクレームをヒントにしてチャーシューを増量したところ店は大繁盛。ここでも槇子は正義の味方となっていたのだ。
槇子は夕食を食べに中田家にやってくる。ご飯当番するために直紀と結婚したんじゃないし、口をききたくないという。そんな所に直紀もやって来て、五郎と春子に「お義父さん、お義母さん、お話があります!」ときりだした。容子はまさか!と動揺するばかりだった―――。
第1話 2008年7月9日 「強烈姉とトホホ妹の傑作痛快コメディー」13.2%
第2話 2008年7月16日 「姉が恋すりゃ地獄の日々」 10.1%
第3話 2008年7月23日 「悪姉はキワモノがお好き」 8.7%
第4話 2008年7月30日 「プロポーズ大作戦」 9.4%
第5話 2008年8月6日 「結婚追い出し作戦」11.6%
第6話 2008年8月13日 「チキンハートな姉妹たち」 9.1%
第7話 2008年8月20日 「渡る世間は鬼ばっかッ!」7.8%
第8話 2008年8月27日 「喪服を着た悪魔」
10.5%
第9話 2008年9月3日 「湯けむりスッポン姉妹」
10.0%
最終話 2008年9月10日
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