さくらはそんな竹虎に、落合が服役した少年刑務所に現れる姿を映した映像を見せ、刑務所にいる仲間が落合の目的に関係があるかもしれないと話す。それを聞いた竹虎は、刑務所への潜入捜査を願い出る。
後日、竹虎はさくらから落合が面会したのは若林という男で、竹虎と同部屋になるよう手配したと聞かされる。そして、竹虎の潜入捜査が始まる。
潜入の件を聞いた藤木小次郎(藤木直人)は、宝生美月(大後寿々花)、白豚(塚地武雅)にそれを報告。少しでも役に立ちたいと、独自に落合を追うことを決める。
その頃、竹虎は誰が若林か探ろうとするが、受刑者は番号で呼ばれるため見つけ出せない。さらに、新入りということで、激しい暴行も受けていた。
そんなある日、ある受刑者が、看守・小杉に警棒で叩かれる。受刑者は謝るが、小杉は激昂し叩き続ける。行き過ぎの暴力を見過ごせない竹虎が止めに行こうとすると、何者かにそれを制される。“鬼神事件”で逮捕、服役中の河東学人(大東俊介)だった。
河東によれば、小杉は受刑者を人間だと思っておらず、狙われたら独房に入れられひどい暴力を受けることになるという。しかも、若林へのいじめはすさまじく、いつか若林がキレて小杉を殺すのではないかと噂になっていると言う。
柴田竹虎(小池徹平)は、千葉さくら(真矢みき)と対峙すると、落合建夫(橋爪遼)が事件を起こす目的は「誰も信じられない世界を作ること」だと話していたと報告する。それを聞いたさくらは、竹虎にある映像を見せる。それは昨日の午後、落合が8年間服役した少年刑務所に面会に現れる姿を映したものだった。刑務所にいる仲間が落合の企てる計画に何か関係があるかもしれない、そうつぶやくさくらに竹虎は、それを探るために刑務所へ潜入させてくれと頼む。
同じ頃、神奈川県警本部を訪れた新庄徹(宮川大輔)は、応対した常盤遼子(井上和香)に、さくらの違法捜査に関する報告書を提出する。
数日後、少年刑務所に潜入することになった竹虎は、さくらから落合が面会したのは若林という男で、竹虎が入室する部屋と同部屋になるよう手配したと聞く。そして、いよいよ竹虎は刑務所に――。
古着店では、さくらから竹虎の潜入の件を聞いた藤木小次郎(藤木直人)が、宝生美月(大後寿々花)、白豚(塚地武雅)にそれを報告。少しでも竹虎の役に立ちたいと、独自に落合を追うことを決める。すると、いつの間にか来て話を聞いていた新庄が、落合がいた刑務所は問題児の溜まり場で、看守の少年に対する扱いもひどく過去に死者を出したと噂もあるほどだと教える。
その頃、刑務所の竹虎は、同部屋の受刑者たちとともに看守・小杉(大河内浩)から点呼を取られていた。竹虎は、誰が若林か探ろうとするが、受刑者たちは番号で呼ばれるため、見つけ出せない。さらに、新入りということで、トイレでの食事を強要されたり、「歓迎会」と称して殴る蹴るの暴行も受けていた。
翌朝、整列していた受刑者のひとりが、小杉から姿勢について注意を受け警棒で叩かれる。受刑者は謝るが、小杉は激昂し、執拗に叩き続ける。行き過ぎの暴力に我慢できない竹虎が止めに行こうとすると、何者かがそれを制す。「鬼神事件」で捕まった河東学人(大東俊介)だった。河東によれば、小杉は受刑者を人間だと思っておらず、狙われたら懲罰房に入れられ拷問まがいの暴力を受けることになるという。また、若林へのいじめが酷く、いつか若林がキレて小杉を殺してしまうのではないかと噂になっていると教える。
その後、竹虎は、若林(杉浦太雄)らと格闘しているところを小杉に見つかり責任を負って懲罰房へ。いきなり激しい暴行を受けた竹虎は小杉に、なぜこんなことをするのかと問う。すると小杉は、「お前らがムカつくからだ」と言って、再び暴行を加える。
その頃、遼子から落合を追うのを止めるように要請されていたさくらだが、小次郎らの協力もありついに落合を確保する。落合と対峙したさくらは、覚せい剤を警察官僚にまで流していただろうと言い、その相手である島津という警視正本人が証言することになっていると迫る。さくらの言葉に一瞬、顔色を変える落合。それにさくらが自信を得たとき、南原貫太郎(内田滋)が来て、島津が自殺したと告げる。それを聞いた落合は立ち上がると、不敵な笑みを浮かべ部屋を出ていく。
その日の夜、懲罰房の竹虎は小杉から、息子がいじめに遭って自殺していたことを聞く。そして、いじめた少年が若林に似ていたから、若林にきつく当たってしまっていたことを知る。そんな小杉に竹虎は、息子は復讐じみたことではなく、自分が受けたような犯罪が生まれないことを願っていたのではないかと話し、受刑者に息子の姿を重ねて欲しいと頼む。
翌日、竹虎は懲罰房から部屋に帰される。そんな竹虎を、不動(中川真吾)が手荒く迎える。小杉はそれに気づくが、警棒を手にせずに注意だけして部屋を去っていく。小杉の変化を不思議がる若林らだが、竹虎と交わした小杉を殺すという約束が果たされていないことを責め、竹虎に暴行を加えようとする。すると、伊能孝義(姜暢雄)がそれを制する。実は、伊能はこの部屋のボスだが、動くと注目を集めるため代わって若林が動いていたというのだ。そんな伊能は、自分は落合の友だちだと言う。
同じ頃、白豚はとあるプールバーにいる落合を訪ねる。ハッキングで落合の居場所のみならず、その計画の全貌を知ったのだ。落合と対峙した白豚は、計画を中止して自分たちの前から姿を消さなければ警察にバラすと迫るが、計画は動き出しているからもう遅いと、落合は冷淡な笑みを浮かべる。
まさにそのとき、少年刑務所の所長が大麻所持の疑いで警察に連行されていた。それを知った小次郎は、竹虎のいる刑務所の所長というのが引っかかったため、白豚を連れて捜査に行こうとする。しかし、美月から白豚は鮎川環(南明奈)と出かけていると聞く。そんなところへ、環が来て自分のところにはプールバーに行くというメールが来たと告げる。プールバーに急行した小次郎と美月は、刺されて大量の血を流し倒れている白豚を見つける。
その頃、少年刑務所では受刑者たちが看守を襲うという暴動が起きていた。それを見た伊能は「計画が始まった」と不敵に笑う。そんな中、若林に首を絞められている小杉を見た竹虎は、助けに行こうと思った瞬間、不動らに暴行され気を失ってしまう。夜、暗い部屋で目を覚ました竹虎に伊能は、国や法に守られた腐った権力者に裁きを下すことが自分たちの目的だと明かす。そして、所長の逮捕や先ほどの暴動も始まりに過ぎないというと、部屋の棚を動かし壁に掘られた穴を見せる。自分たちが脱獄することで、今後さらに腐敗した奴らの本性が暴かれていくという伊能。そして、計画を知ってしまった以上、脱獄に参加してもらうと竹虎に迫り――。
第1話 2008年7月08日 「童顔刑事(秘)潜入捜査せよ」
第2話 2008年7月15日 「約束・・・君のために僕は飛ぶ」
第3話 2008年7月22日 「裏切り僕は貴方を許さない!」
第4話 2008年7月29日「完結編 君が鬼神なんだね」
第5話 2008年8月05日 「萌え〜メイド喫茶に(秘)潜入」
第6話 2008年8月12日「復讐…涙あふれる最終対決」
第7話 2008年8月19日 「悪魔の誘惑…必ず君を救う」
第8話 2008年8月26日 「勇気…予測不能の脱出!」
第9話 2008年9月02日 「刑務所潜入…驚愕の計画!」
第10話 2008年9月09日 「脱獄!チーム最大の危機!」
最終話 2008年9月16日「希望僕たちの未来へ…」
SP 2009年5月9日 「あの童顔刑事が帰ってくる完全新作!連続爆破とバスジャック同時発生“僕は絶対君を守る”タイムリミットまで爆破回避できるのか」
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