その後、ふっきるようにてきぱきとモンスターペアレントの対応をした樹季は、望月道夫(平岡祐太)らに仕事は「今日まで」と言い、去っていく。
教育委員会では、望月と小山和明(温水洋一)がサッカー部の息子をレギュラーにするよう顧問教師・夏目祐樹(正名僕蔵)に迫る母親・倉橋友恵(雛形あきこ)の対応に出かけるが、樹季の手助けもなく太刀打ちできないでいた。
一方、樹季は逮捕された三浦の被害者・中川の弁護士である竹村(神尾佑)と面会する。樹季は中川の治療費や休業補償費を支払う条件で示談を要求するが、竹村は三浦の懲戒免職と1千万円の損害賠償を要求し、通らない場合は裁判に持ち込むと言ってきた。
その後も友恵からの執拗な攻撃が続き、夏目は仕事も思うように進まず、2ヶ月後に控えた結婚式の準備もできずに心身共にまいっていく。対処できずに困っていた望月も樹季に相談したい気持ちを我慢していた。
そんな中、樹季は三浦と接見。すっかり憔悴して覇気のなくなった三浦を励まし、娘のためにも不起訴にすることを約束する。
その帰り、バーに立ち寄った樹季はマスター(風見しんご)が「こんな時こそ家族が必要なのに」という言葉を聞いて三浦の元妻・智子を訪ね、中川の犯罪を立証する協力を願い出る。
一度は断る智子だったが、中川のことが記されている娘の日記を樹季に手渡した。日記を頼りに中川の被害にあった生徒を訪ねて歩く樹季。
久しぶりのデートまで友恵に邪魔をされた夏目は、顧問の辞退を申し出るが校長に拒否され、精神的にもどんどん追い詰められていく。校庭で1人たたずむ夏目を見た望月は励ますつもりで声をかけるが、かえって反発されてしまう。
落ち込んで電話をしてきた望月に樹季は「私の相棒だったんだから自信を持ちなさい。1人じゃないのよ」と、さりげなく励ます。
樹季の言葉を受け、対応に再び乗り出した望月は必死の説得でなんとか友恵を納得させた。友恵と笑い合いながらサッカーを応援する望月。婚約者から解消を言い渡され茫然自失の夏目は、そんな2人の様子を目撃し怒りを募らせる。
再び竹村を訪ねた樹季は中川に関する生徒たちの証言が取れたこと告げ、裁判になっても負けないことを宣言、不起訴の手ごたえを感じる。
樹季へのプレゼントを買った帰り道、望月の前に待ち伏せしていた夏目が現れた。望月を逆恨みしていた夏目は静かに近づくと、ナイフで望月の腹部を刺して走り去る。
連絡を受け病院に駆けつけた樹季が見たのは、意識不明の重体となった望月と、その脇に置いてある血に染まったプレゼントだった…。
第1話 2008年7月01日 「娘の担任をかえろ」 14.2%
第2話 2008年7月08日 「学級閉鎖しろ」 11.6%
第3話 2008年7月15日 「給食費は払わない」 13.0%
第4話 2008年7月22日 「息子を絶対医者にしろ」13.2%
第5話 2008年7月29日 「カリスマ校長の秘密」 12.2%
第6話 2008年8月05日 「先生の顔を整形しろ」11.2%
第7話 2008年8月12日 「霊感母の恐怖」8.7%
第8話 2008年8月19日 「急転!悲しみの鉄拳」 12.4%
第9話 2008年8月26日 「別離の日」11.6%
第10話 2008年9月2日 「衝撃! 刺された相棒」12.0%
最終話 2008年9月9日
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