2008年08月23日

魔王 第9話あらすじ

直人(生田斗真)は領(大野智)の正体が死んだはずの真中友雄で、彼こそが真犯人"雨野真実"だと遂に突き止める。その頃、直人の友人・宗田(忍成修吾)は、大隈(嶋田久作)の部下達に拉致され、暴行を受けていた。そこに葛西(田中圭)の姿を見つけ、助けを求める宗田。葛西は「最後は自分でケリをつけます」と大隈と部下達を帰らせ、宗田と2人きりになる。助けてくれと必死で懇願する宗田に葛西は典良(劇団ひとり)からの命令だと告げ、一発だけ宗田を殴りつけ「お前は今、死んだんだ。二度と俺達の前に現れるな」と見逃したのだった。

なんとか命拾いしたものの、満身創痍で動けない宗田。そこに現れたのは、典良だった。典良は怯える宗田に労ることばを掛けタバコを差し出す。許されたと安堵した宗田がタバコを一口吸うと…次の瞬間、全身に麻痺を起こしてのた打ち回り、息を引き取ってしまう。典良がタバコに青酸カリを仕込み殺したのだった。「こんなバカな事するからだ…」典良は宗田の亡き骸を前に冷たい瞳でこう呟いた。
  
その頃、領の居場所を突き止めようとしていた直人の携帯電話が鳴る。着信は、宗田からだ。直人が出るが無言のままだ。不審に思い必死で宗田の名を呼ぶが、一向に返事はない。実は殺害現場で宗田の携帯を使い、直人に電話をしたのは領だった。直人は宗田の身に何か起こったと察し、携帯電話の電波で発信エリアを調べると、現場へと急ぐ。すると…そこには変わり果てた姿の宗田が横たわっていた。亡骸にすがりつき泣き叫ぶ直人。真犯人である領への怒りが頂点に達する。

直人は領を呼び出し、「あんたの正体は死んだ英雄の兄、真中友雄だ」と殴り飛ばす。しかし領は「真犯人だという証拠を持ってきてください」と冷静に言い放つ。そして冷たく笑い「早く私を捕まえてください」と挑発するのだった。「これ以上、犠牲者は出さない・・・」直人は領を逮捕することを心に誓う。 一方、しおり(小林涼子)も領が友雄であることに気づき、苦しんでいた。「何で気付いてあげられなかったんだろう…」彼女は泣くことしか出来ない。
  
やがて宗田の死因が薬物による中毒死と判明。また、現場で発見された万年筆は葛西のものだったことが分かる。直人は信じられないが、葛西を任意同行し、事情を聞くしかない。「俺じゃない!」と必死で犯行を否定する葛西。連行されていく葛西の姿を見て、典良は冷たい笑いを浮かべていた。典良は宗田を殺し、その罪を葛西になすりつけるために、万年筆をわざと現場に残してきたのだった。葛西に容疑が掛かり、ショックを隠しきれない麻里(吉瀬美智子)。栄作(石坂浩二)は選挙が近いとスキャンダルを嫌い、「葛西を犯罪者にするな!」と典良に命じる。その言葉に困惑する典良。

葛西を取り調べる直人。そこに現れたのは、領。栄作から弁護を頼まれたという。領を連れ出し、弁護から身を引くよう迫る直人。犯人である領が、弁護するはずがないと。しかし、領は「目的は葛西さんの無実を証明することです」という。そして、葛西の無実を証明したければ、必死で証拠を見つけろと。直人は葛西が親友である宗田を殺すはずがないと信じ、アリバイを尋ねるが、葛西は黙ったまま何も答えようとしない。

葛西が答えられないのには、理由があった。葛西は宗田の死亡推定時刻には、麻里と一緒にいたのだった。密会写真が入った赤い封筒を受け取った麻里は葛西を呼び出していたのだ。葛西のアリバイを証言できるのは麻里しかいない。しかし、それを話せば、麻里との不倫関係が知られてしまう。葛西は麻里を巻き込みたくないと話せないでいたのだった。葛藤する葛西に領は言う。「助かる方法はひとつ。真実をすべて話すことです」
  
状況はさらに葛西に不利に動く。警察の交通監視システムに犯行時刻あたりに、葛西の車が現場近くを通行したことが分かった。そして、家宅捜索により、葛西の机から宗田の遺体から検出された青酸カリの成分と同じものが見つかったのだ。証拠が見つかり、被疑者として送検されることになった葛西。信じられず、動く事が出来ない直人に「諦めるんですか?このままでは無実の友人を殺人犯にしてしまいますよ」と大胆不敵に言う領。

すると直人は―――「お願いします!悪いのは俺です」と領に土下座する。予想外の行動に驚く中西(三宅裕司)達だったが、葛西を助けてやりたいと言う直人に「人は大切な誰かを庇うとき、真実を隠すものです」とヒントを残し、領は去っていく。

事務所に戻った領を、しおりが待っていた。「早く気づけなくて、ごめんなさい」しおりは、領の本当の姿が分かったことを告げる。そして、「もうやめてください。あなたは、本当は優しい人です」と犯行をやめるよう説得するが、領はもう止められないんだとしおりの前から姿を消してしまう。

悲しみに耐えながら、しおりは直人の元を訪れた。領の犯行を止めるために捜査を手伝いたいと。直人は宗田に届いたタロットカードを出し、サイコメトリーしてもらうことに。すると、葛西と麻里が不倫していたのではという疑念が湧き起こる。直人は留置所の葛西に「嘘だと言ってくれ!」詰め寄る。しかし、目をそらす葛西の態度で、それが事実なのだと悟る直人。「お前はあの時、義姉さんと一緒にいたんだ。だから、黙ってたんだな?お前は無実だ」直人は、葛西が麻里を庇うために嘘をついているだけで宗田を殺していないと確信する。

しかし、葛西は直人が麻里に事情を聞くのではないかと恐れ、「俺が宗田を殺したんだ!あの人を巻き込まないでくれ!!」と直人にすがりつく。そんな葛西を、直人は呆然と見ることしかできない。直人の頭に領の一言が過ぎる。「楽しみですね。あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか」 その頃、領は英雄と母の写真に向かって呟いていた。

「もうすぐ、全て終わるよ」 果たして、次回、直人が下した決断とは!?そして、領を追い込む新たな事実が突きつけられる!!

第1話 2008年7月4日 愛を捨てた復讐鬼―哀しき魔王 14.0% 15分拡大

第2話 2008年7月11日 裏切りの罠…引き裂かれた親子!! 12.6% 5分繰り下げ

第3話 2008年7月18日 暴かれる素顔 愛とひきかえの復讐 9.2%

第4話 2008年7月25日 狙われた魔王 地獄の門は開かれた 10.1%

第5話 2008年8月1日 殺人予告・・・!? 魔王に届く赤い封筒 10.9% 30分繰り下げ

第6話 2008年8月8日 教えてやるよ…真犯人の正体を!!  7.6%

第7話 2008年8月15日 偽りの姉弟…優しい嘘が死を招く  12.1%

第8話 2008年8月22日 許されぬ愛の終わり…復讐、再び 11.5%

第9話 2008年8月29日 真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇 11.5%

第10話 2008年9月5日 一族の崩壊…死のラストカード!!

第11話(最終回) 2008年9月12日最後の対決死が絆を引き裂く!!
タグ:魔王

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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年夏ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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