対して君子は毅然とした態度で、経済的負担はかけないので武に会わせて欲しいと、満希子が仰天するようなことを口にする。詩文にも「みんなで仲良くすれば?」と言われ、その言葉に満希子の怒りはますますヒートアップ。自分と大森(崎本大海)のことはすっかり棚に上げ、本妻の立場を振りかざし、みんな勝手だと責め立てる。
さらに、話は高校時代の詩文、美波、河野の三角関係にまで及び、君子は蚊帳の外に置かれることに。自分がぞんざいに扱われていることに怒った君子は、突然、包丁を振りかざすと武に襲い掛かる。逃げる武、驚く詩文と満希子。4人でもみ合っているうちに、詩文は腕を切りつけられてしまう。
傷を負った詩文は満希子と武に付き添われ、救急車でネリ(高島礼子)の病院へ向かう。傷の手当が終わった詩文と満希子は、ネリからスキャンダルが原因で、教授選がなくなったと告白される。英児(勝地涼)との逢瀬がスキャンダラスにばらまかれたことが原因だった。
その後、詩文は病院から直接バイト先のラブホテルへ。一方、疲れきって帰宅する満希子と武。そこへ大森からメールが届く。武の汚らわしさに比べ、若くて美しい大森の存在は、満希子を一層切なくさせるのだった。
翌朝、ラブホテルでのバイトを終えた詩文は、澤田(石黒賢)に誘われ豪華な朝食を共にする。詩文の生き方を「たくましくて潔い」と称えつつ、もっと穏やかな暮らしを詩文に与えたいという澤田。そのまま詩文が澤田の車で帰宅すると、義母の良子(野際陽子)が、冬子(松山愛里)が帰ってこないと血相を変えてやってくる。
そこへ、冬子が禮一郎(品川徹)を連れて帰って来た。禮一郎が入居する老人保健施設に行っていたのだという。家に帰りたいという祖父を連れて帰って来た冬子を、良子は「優しい子」と褒めるが、詩文は「誰が面倒を見るの?」と厳しい現実を突きつける。冬子を養女に出したのも、父を施設に入れたのも、考えに考えた末の決断なのだと、冬子の気まぐれを厳しく正す詩文。
西尾仏具店での仕事に向かった詩文は、満希子から武の洗濯物を渡され、自分で洗うように告げてと言われる。だが詩文は武には渡さず、自分の自宅へと持ち帰り、洗うことに。そこに再び澤田がやってきた。詩文を食事に誘う澤田だったが、男物の洗濯物を見つけ、詩文に男がいるのかと勘違いするが、詩文も特に否定せず、澤田は帰ってしまう。
数日後、大森の誕生日プレゼントを選びに街へ出た満希子は、娘のゆかり(夏未エレナ)によく似た子が、メイドの格好であるマンションへと消えるのを目撃する。後をつけた満希子は、オタクたちがひしめき合う中、ゆかり歌い、踊り、投げキスする姿を目にし、大混乱。帰宅したゆかりを責め立てるが、ゆかりは平然と「私は芸を売っているだけ」と言い放ち、ますます満希子を怒らせるのだった。
一方、ネリは後輩たちが開いてくれた励ます会に出席。宴会を終え、英児のアパートへと向かったネリは、背後から何者かに肩をつかまれる。恐る恐る振り返ると、そこに立っていたのは研修医・福山(長谷川博己)だった。福山はネリが自分を認めなかったことを責め、こんな部屋にいてはいけないと激高。だが、英児の足音を聞き、逃げるように去っていく。
翌朝、仕事を終えて帰宅した詩文を、英児が待っていた。もう一度リングに立つためにパナマへ行く、一緒に行って欲しいと言う英児に、詩文は英児の相手は自分ではないと冷たく突き放す。一方、意を決した満希子は、店の金庫から200万円を取り出すと、大森のために175万円もする高級時計を購入する。早速大森にメールを送る満希子。だが、メールを受け取った大森の横には、なぜか詩文がいて……!?
第1話 2008年7月10日 「41歳?隣の女には負けられない!!」 11.8%
第2話 2008年7月17日 「41歳…命をかけた不倫の恋」 10.6%
第3話 2008年7月24日 「41歳…建前と本音」 8.3%
第4話 2008年7月31日 「女41歳おひとりさまの真実」 8.1%
第5話 2008年8月7日 「衝撃の夜〜花火散らして」9.2%
第6話 2008年8月14日 「家庭内スキャンダル!!」10.8%
第7話 2008年8月21日 「危険な女ともだち」7.0%
第8話 2008年8月28日「そして嘘は暴かれ始める」8.7%
最終話 2008年9月4日
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