2008年08月04日

Tomorrow 第5話 あらすじ

第5話 2008年8月2日 「涙の告白〜笑顔」

 外科医・森山航平 (竹野内 豊) と病院事務員・仙道郁夫 (岸部一徳) は 河原のぶ子 (佐々木すみ江) の葬儀に参列し、病院へ戻ってくる。「河原さんはきっと森山先生に感謝していると思いますよ」仙道の気持ちは心に響くが、まだ完全には立ち直れない航平。そこに、看護師・田中愛子 (菅野美穂) がやってくる。

「母親を医療ミスで死なせたのは自分だ」と航平から聞かされていた愛子は、自然と航平から目をそらしてしまう。仙道は航平と愛子のぎこちない雰囲気を察していた。すると意を決した航平が愛子に真相を話そうとした、その時…「森山、久しぶりだな」と航平のかつての同僚・安達裕也 (袴田吉彦) が脳外科医・遠藤紗綾 (緒川たまき) と現れた。紗綾は市民病院を脳外科専門の病院にするために、安達をスカウトしたのだった。

 医局事務室にて、航平と安達が話をしている。航平が医者に復帰していたことを驚き、昔を懐かしむ安達。航平が今もティッシュで縫合の練習をしていることを知り「昔もよく競争したな」と懐かしそうに笑顔を見せる

 しかし、打って変わって安達の表情が冷たく変化する。「患者の期待を裏切る医者にはなりたくないがお前の口癖だった。青くさい理想に燃えていた8年前とは違う。本当は後悔しているはずだ」と、安達は航平に投げかけた。さらに、「医療ミスなんて珍しくない。そんなことで医者を辞めていたら、日本から医者はいなくなる」と声を荒げる。

そんな安達に航平は何も言えない。その会話を愛子は偶然にも聞いてしまう。逃げるように出て行く愛子を追いかけて、「きちんと話したい」という航平。しかし、愛子は耳を貸さない。「この病院はあなたがいていい場所じゃない」とその場を去っていく。

 無表情で廊下を歩く安達。処置室では外科医・薮内 (六角慎司) が患者を診ていた。安達は薮内に次の患者を診るように指示を出し、一人処置室に残る。ワゴンには薮内が使用したであろうメスが置かれたままになっていた。すると、安達はポケットに入れていた右手を出しメスをそっと握りしめる。辛そうな表情だ。
すると… その手が激しく震えだした。左手で震えを止めようとするが一向に止まらない。安達の表情は苦悩でゆがんでいた。そこへ通りかかった航平。「どうしたんだ?」航平の言葉を遮るように、安達が処置室を後にした。

 ある日、市内の小学校にて院長の 柿沼 (志賀廣太郎) 、内科医・片岡 (田中 実) 、看護師たちと航平が健康診断に出むく。子供たちは大騒ぎで混乱状態。お手上げ状態の航平と片岡を助けてくれたのは、一人の少女だった。それはなんと、副市長・蓮見 (陣内孝則) の娘・唯。唯は航平に「子犬を拾った」とヒミツを教える。

 ある日、愛子は病院で航平が医療ミスにより患者を死なせたという噂を耳にする。その噂を流していたのは安達だった。愛子はこれ以上噂を広めないよう安達に頼むが、既に遅く、噂を知った患者たちの間に不安の様子が浮かび始めていた。副市長の蓮見は、「市の財政が立て直れば、いずれ小児科や産科を復活させたい。そのためには今病院の評判を下げるわけにはいかない」と、航平に病院を辞めて欲しいと頼む。

航平も「そうするつもりだった」と蓮見に告げた。七海は医療ミスの噂を耳にし、「必死に助けてくれた森山先生を信じている」と航平に笑顔を投げかける。航平は複雑だ。その会話を愛子が聞いてしまう

 愛子の様子がおかしいと察した看護師長の 原田和子 (エド・はるみ) は、森山先生と愛子の母親の医療ミスが関係しているのではないかとたずねる。悩んでないで吐き出しなさいという和子。愛子は母親を医療ミスで死なせたのは航平だということ。頭ではわかっていても許せないと、一生かけて訴えればよかったと、本心を語る。そして、夢に出てくる母親はいつも悲しそうで、笑顔を思い出せないと涙を流した。

 処置室にてレントゲンを見ている安達の元へ帰り支度をした航平がやってくる。「俺はお前の代わりに言ってやったんだよ」と医療ミスの噂を悪びれずにいう安達。しかし航平は、「安達、右手はどうした?」と安達が驚く質問をした。安達の様子がおかしいことに気付いていたのだ。
しかし、「俺、両利きなんだ」安達は航平を避けるように作業を続けた。そのとき、慌しく患者が運ばれてくる。緊急手術を執刀することになった安達だが、メスを握った途端、その手が激しく震えだした。騒然となる愛子と看護師の 麻衣 (橋本真実) 。そこへ、航平がやってきた。「俺が代わる。患者を殺す気か!」安達は航平を睨み、無言でオペ室をあとにした。

 安達は誰もいない廊下に一人座っていた。そこへ手術を終えた航平がやってくる。「いつからだ?」航平の問いかけに自嘲して安達は半年前からだと答えた。安達はしばらく休めという航平の胸倉を取り、8年前に航平が辞めると言い出したときに教授に引き止めるように頼んだこと。そのことが原因で教授を怒らせ派閥から外されたこと、航平が逃げている間の8年間ずっと自分は戦い続けてきたことを告げる。苦悩する安達に航平は言葉を返せない。その様子を愛子がじっと見ていた。

 後日、安達は市民病院に辞表を提出する。同じくして航平は安達のデスクの下に、縫合の練習をしたティッシュが落ちていることに気付く。航平が安達のもとへ向かおうとしたそのとき、蓮見から電話が入る。娘の唯が病院近く行方不明になったというのだ。航平は愛子と協力して病院内を探すことにする。

安達は荷物をまとめ、寂しげな表情で病院を後にしようとしていた。その表情は医師への未練を断ち切れていない様子だ。すると、子犬を抱えた少女が病院の裏手に走り去っていくのを目撃する。気にかけた安達が少女に話しかけると、子犬が少女の手元から逃げてしまいそのまま病院内に入り込んでしまう。閉鎖病棟に迷い込んだ子犬を追いかける安達のもとに愛子が駆けつける。子犬を発見しホッとしたのも束の間、棚の上からバラバラと医療器具が降り注いだ。安達と愛子は離れていて助けに間に合わない。「危ない!」愛子の叫び声が響き渡る。

 次の瞬間、愛子は航平が唯を覆いかぶさっている姿を目にする。床には散らばった医療器具。愛子と安達は安堵の表情を見せるが、航平の右腕を見て愕然とする。航平の手が血だらけだったのだ!手の間から絶え間なく流れる血。安達が応急処置を行うが、上腕動脈に傷を負っているらしくすぐにでも手術が必要だと判明する。
しかし、外科医の遠藤は不在。薮内は別のオペ中。一番近い病院までは少なくとも1時間。そのままでは航平が危ない。どうするべきか混乱している愛子と安達に、ゆっくりと航平が「安達、お前が手術してくれ」と呟いた。

 「俺の手はいかれてるんだよ!失敗したらお前がメスを握れなくなるんだぞ」安達は叫ぶ。しかし、航平は「本当にお前は逃げずに、ずっと戦ってきたんだな。最後まで戦い続けてくれ。諦めるな!」と思いを伝える。無言の葛藤を続ける安達を見守る航平。そして、安達はメスを握る決意をする。手際よく手術の準備を進める安達。しかし、メスを握った瞬間、その手が激しく震えだした。左手でメスを握る手を押さえるが震えは止まらない。泣き笑いのような表情で安達は航平を見た。

 そんな安達に「気楽にいけよ。お前は優秀な外科医だ。ティッシュの勝負は56勝55敗で俺の勝ちだったけどな」と航平は懐かしそうに笑う。航平と安達は、研修医時代に競い合いながら縫合の練習をしていた頃を思い出していた。「逆だって言ってんだろ」安達の顔から焦りの表情が少しずつ消えていく。航平と安達の視線がしっかりと結ばれる。そして、安達はメスを握りなおし、しっかりとした手つきで航平の手術を行った。

 腕に包帯を巻いた航平と荷物を持った安達、そして愛子に、蓮見が詫びている。唯と子犬も一緒だ。蓮見を見送った3人は、屋上へ向かう。「もう一度、治療をしてやり直す」という安達。航平は嬉しそうな表情だ。すると突然、安達の口から愛子に驚愕の真実が告げられる。

8年前に医療ミスをしたのは大学の教授であり、誤診に気付いたのは航平だというのだ。手術をすべきだと訴える航平に教授は耳を貸さず、待てないと航平が手術を行ったときには既に手遅れ。家族に事実を伝えるべきだという航平に病院側が罪をきせたというのが医療ミスの真実だった。

 そして、安達はそれこそが本当の森山だと愛子に小さな箱を手渡す。その中には、患者の笑顔の写真が何十枚も入っていた。写真の束をめくっていくと何人もの患者の笑顔が現れる。安達はその場からそっと姿を消した。写真から目が話せない愛子と航平。すると、愛子の手が止まる。そこにあったのは、病室のベッドの上で楽しそうに笑う愛子の母・好美 (永島暎子) の写真だった。

 「お母さん、笑ってる」愛子の目にみるみる涙が盛り上がる。航平は8年前、急変で運ばれる好美が自分の手をグッと握る笑顔を思い出し、「君のお母さんの笑顔を守れなかった」と愛子に告げる。すると愛子は、好美が愛子の就職祝いに来た東京で事故に遭いそこで医療ミスに遭った、「敵ばっかりの中で、どれだけ寂しい思いでしんでいったんだろう。どれだけ心細かったんだろうと思ったらかわいそうでたまらなかった。
でも、こんなに楽しそうに…。敵ばかりじゃなかった。たった一人でもお母さんの味方がいた」と言葉にならない声でいう。「私、あなたのこと、きっと一生許せない。だから、あなたも一生、覚悟を決めて。患者さんが笑顔になれるように」愛子は航平に写真が入っていた箱を差し出した。箱を受け取る航平に、涙を流しながらも笑顔の愛子。航平はその笑顔に救われて…。


第1話 2008年7月06日 「医療は人か金か!?」  16.8% 15分拡大

第2話 2008年7月13日 「命を金で買うとき」   13.9%

第3話 2008年7月20日 「暴かれる医療ミス」 13.5%

第4話 2008年7月27日 「加害者と被害者」   10.8%

第5話 2008年8月2日 「涙の告白〜笑顔」  10.3%

第6話 2008年8月10日 「訴えられた病院」   10.5%

第7話 2008年8月17日 「見捨てられた患者」12.9%

第8話 2008年8月24日 「看護師長、倒れる」

第9話 2008年8月31日「妻の死と病院閉鎖」10.4%

第10話(最終話) 2008年9月7日
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