2008年07月25日

その男、副署長 File.5 あらすじ

File.5 2008年7月31日
「ストーカーを殺した女は、なぜ1万6800円もする安眠枕を通販で5個も買ったのか?」

 我が河原町署に堀内加代子(沢田亜矢子)という女性がもの凄い剣幕で来訪されました。しかも、副署長の眼前にブ、ブ、ブ…ブラジャーを突き出して!! ふ、副署長……よもやトイレと称して、し、し、下着泥棒を!? 私は心臓が破裂するかと思いました。が、それはただの杞憂に終わりました。何でもこの方、ストーカー被害に遭っており、我が署の巡査に相談したものの何もしてくれなかったとか。持参したブラジャーは、そのストーカーに盗まれたであろうパ、パ、パンティーとお揃いのものだったという話でした。

ところが、副署長(船越英一郎)が確認されたところ、件の巡査は「証言をもとに似顔絵を作って聞き込みを行ったが、男を見たという人物はいなかった」と言う。何ともまぁ、不可思議な一件ではございますが、よくあること。私もさほど気には留めず、隙あらば決裁業務を放置しようとする副署長の御尻をピシピシ叩いておりました。

 ところが! この一件がとんでもない事件に発展してしまったのです!! なんと後日、雑誌の専属カメラマン・日吉亨が刺殺され、加代子が自首してきた! 日吉こそがストーカーで、急に襲われたため護身用ナイフで刺し、凶器は捨てたというではありませんか。

が、副署長は彼女がいったんクリーニング工場に出勤してから出頭したことに疑問を感じられていました。しかも彼女には殺人の前科が! 12年前、金の貸し借りが原因で交際相手だった岡村昌志を刺殺し、2年前まで服役していたというのです。

 それを知った副署長がジッと我慢できるはずもありません。私の気苦労など露知らず、またも所用を言い訳に商店街へ繰り出し、周辺を嗅ぎ回り始めました…。やがて副署長はクリーニング工場で、加代子が自首した日の行動を掴みました。彼女は朝10時の休憩時間に、ニュースで日吉の事件を知った直後、慌てて外へ飛び出したとか。さらに、彼女がテレビショッピングで1万6800円もする安眠枕を5つも買っていたことが判明したのです。

 そのころ、加代子は凶器を捨てた場所に関する証言を覆していました。これも非常におかしなことです。さらに、副署長が勝手に調べを進めるうち、日吉が大金を所持していたことが判明しました。それだけでなく、日吉のデジカメにはテレビショッピングで安眠枕を紹介している三塚桜(浅川稚広)の写真が!

この三塚桜という女性、実は加代子が12年前に殺した岡村の娘だったのです!! 『週刊タイムス』の記者・島英明はその事実について桜を追及しましたが、彼女は「あの人がどこで何をしようが関係ない」という。今度は副署長が加代子を問い詰めましたが、彼女の方も「そんな子は知らない」の一点張り。しかし、日吉が女の子を騙して裏ビデオを作って荒稼ぎしていたこともあり、副署長はこう考えておられました。12年前の罪滅ぼしを切望する加代子が、桜のために日吉を殺したのではないか!? と…。

 その矢先、またも加代子が「凶器は公園に隠した」と証言を変え、今度こそ指紋のない凶器が発見されたのです! 署長(萬田久子)たちは“指紋を拭き取って証拠隠滅を図った上、証言を変えて捜査を撹乱した”と結論付けました。が、副署長は「加代子は自首した時点で、凶器の隠し場所を知らなかった」とお考えになられた。

実は、加代子が出頭したのは11時40分。工場を飛び出したのは10時ですから、副署長の“トイレ”同様、距離のわりには時間がかかりすぎなのです。その間に事件の真相を暴くカギがあるのではないか――そう副署長はお考えになられたのでしょう。平松刑事(宇梶剛士)らに加代子の行動を探らせたのです。すると、加代子がその時間、封筒にお守りと手紙を入れて投函したことが判明。しかも、加代子は12年前に幼い女の子を連れ、そのお守りを買った神社を何度も訪れ、“夫”がギャンブルと縁が切れるよう祈願していたというのです。その女の子こそ三塚桜……!

「俺の我慢もここまでだっ!」

 私がトイレを綺麗に使っている隙に、副署長はまたも無断で外出してしまわれました…。副署長が向かった先は、12年間に加代子を担当した弁護士の事務所でした。そして、12年間の事件の動機が「ギャンブルによる借金苦から、桜に保険をかけて殺そうとした岡村を止めようとしたため」だったこと、桜の命だけでなく心も守るために加代子がその事実を封印したことをお知りになったのです!

今回の一件も、裏ビデオをネタに恐喝してきた日吉を殺してしまった桜を守るため、加代子が自首してきたに違いありません。事実、そうでした。加代子は出頭する際に、手紙で桜に凶器を公園に隠すよう指示。桜はそれに従ったのです。「12年前と同じように、君を守ろうとしたんだ」――副署長の言葉から加代子の愛を感じ取った桜は、遂に自首しました。

 が、なぜ加代子は桜の犯行を知っていたのでしょうか…。立場上、大きな声では言えませんが、さすが副署長! 副署長は先の安眠枕購入の事実から、加代子の普段の行動も見抜いておられました。

高額の安眠枕を購入し続けたのは、テレビショッピングで宣伝する桜に陰ながら貢献しようとしたため。

出所後、加代子はずっと遠くから桜のことを見守っていたのです。そうするうちに日吉のことを知り、ストーカー被害を訴えて正体を探ろうとした。が、それも間に合わず、桜は日吉を殺害してしまったのです。副署長が事件の上辺だけでなく、その奥底にある心までも見抜いたおかげで、12年にわたって加代子と桜の間にあったわだかまりは氷解しました。

ふ、副署長…あなたという人は……。立場上、やはり大きな声では言えませんが、このように複雑な事件と人間関係を解決できるのはやはり副署長しかいなさそうでございます。



File.1 2008年07月3日 「なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、店内の誰も刺していないのに血痕が付着していたのか?」 12.4%

File.2 2008年07月10日 「なぜ、人気漫画家は、殺された叔父の遺骨を
タクシーの中に置き忘れたのか!?」
11.6%

File.3 2008年07月17日 「なぜ、殺された人気コラムニスト胃袋からは
長ネギと九条ネギの2種類が発見されたのか!?」
11.6%

File.4 2008年07月24日 「なぜ、あの近藤警務課長が制服を脱ぎ捨てて
河原町署から飛び出していったのか?」
10.9%

File.5 2008年07月31日 「ストーカーを殺した女は、なぜ1万6800円もする安眠枕を通販で五つも買ったのか?」 12.8%

File.6 2008年08月07日 「なぜ、漂着死体が発見された前日、喫茶店『ビーベリー』のコーヒーカップは温まっていなかったのか?」12.6%

File.7 2008年08月14日 「偽装問題で揺れる大手スーパーの重役は、なぜ、真夏の熱帯夜に凍死したのか?」13.0%

File.8 2008年08月21日 「なぜ、面影寺の跡取り息子が、沢渡神社の石階段の下で死んでいたのか?」8.7%

File.9 2008年08月28日 「ひき逃げ事件を目撃した学童擁護員は、なぜ嘘の証言をしたのか?」12.2%

File.10 2008年09月04日 「ネットカフェの防犯カメラに映った女は、なぜ、香水の残り香とホットケーキを個室の中に残して消えたのか?」

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posted by Dhunting | Comment(0) | 2008年夏ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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