休日の公園でジャングルジムから落ちた息子のケガは一緒にいた友達のせいで、合わせて学校の安全配慮義務も欠けていたと母親が訴えている事例を三浦圭吾(佐々木蔵之介)と受け持つことになった。休日の出来事で学校に責任はないと問題を軽視する樹季に不満をあらわにする三浦。
さっそく問題の小学校へ向かった樹季、望月道夫(平岡祐太)、三浦は担任教師の野口恵美子(紺野まひる)から事情を聞く。 母親の川本好子(南野陽子)は、授業中の教室にやってきて相手の子供を休ませろと要求し、さらに恵美子の携帯電話に深夜まで電話をかけてくるという。
やがて学校にやってきた好子は、学校の管理教育の甘さと教師の怠慢を指摘、息子が授業に復帰できるまでの期間の学級閉鎖を要求してきた。あまりの極端な要求に“モンスターペアレント”と言葉を発してしまった樹季に好子は激怒。謝罪を迫られ、樹季は屈辱に耐えながら頭を下げる。
その夜、教育長の田川龍之介(角野卓造)の提案で樹季の歓迎会が開かれるが、別の小学校で行われる劇「赤ずきん」を担当している小山和明(温水洋一)の元には、保護者から配役に関する抗議の電話がかかってきていた。
その後、恵美子の事実無根の中傷文が学校中の保護者にメールされた。 報告を受け、名誉毀損で訴えるべきだと推す樹季だが、好子に怯える恵美子はそれを拒否。
その数日後、望月に呼び出されて教育委員会へやってきた樹季の前に、恵美子と校長の鈴木重明から一通の内容証明郵便が差し出された。それは好子の夫・英二の名前で、恵美子と学校に1千万円の損害賠償を求めるものだった。支払わなければ裁判を起こすとの文面に戦おうと息巻く樹季だが、三浦は和解策を考えるべきだという。
三浦に促されて樹季らは訴訟を取り下げてもらうべく好子の家を訪ねるが、門前払いをくらう。すると仕事から帰ってきた英二に遭遇、場所を移して話をすることになった。
好子の訴えが度を過ぎていることを理解しているという英二の冷静な態度に安心した三浦は訴訟を取り下げるようお願いする。しかし英二はそれをきっぱりと断った。好子が要求をエスカレートさせたのは最初に対応した恵美子のぞんざいな態度が原因で、自分だけは味方になってあげたいからと言う英二の言葉に無言になる樹季ら。樹季は恵美子を訪ね、まず好子に対してするべきことがあるのではないかと静かに告げた。
後日、恵美子は自分の言動を好子に謝り「もう一度子供たちを向き合うチャンスをください」と深々と頭を下げた結果、訴訟は免れた。その後も好子の理不尽な要求は続くも、恵美子からの要請もあり樹季はスッキリしない気持ちを抱えたまま手を引くことになった。
その数日後、小山が担当していた劇を見に行った樹季は、自分の子供を主役にという保護者の要求に負けて主役が大勢となった「赤ずきん」を複雑な思いで観劇して…。
第2話ゲスト
川本好子(モンスターペアレント) - 南野陽子
野口恵美子(教師) - 紺野まひる
川本英二 - 今井朋彦
鈴木重明校長 - 卜字たかお
学年主任 - 桜岡あつこ
川本正雄 - 宮城孔明
小島純太 - 為谷龍児
第1話 2008年7月1日 「娘の担任をかえろ」 14.2%
第2話 2008年7月8日 「学級閉鎖しろ」 11.6%
第3話 2008年7月15日 「給食費は払わない」 13.0%
第4話 2008年7月22日 「息子を絶対医者にしろ」13.2%
第5話 2008年7月29日 「カリスマ校長の秘密」 12.2%
第6話 2008年8月5日 「先生の顔を整形しろ」 11.2%
第7話 2008年8月12日 「霊感母の恐怖」8.7%
第8話 2008年8月19日 「急転!悲しみの鉄拳」 12.4%
第9話 2008年8月26日 「別離の日」11.6%
第10話 2008年9月2日 「衝撃! 刺された相棒」12.0%
最終話 2008年9月9日
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